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PMFのこれまでの軌跡をたどるアーカイブをご紹介します。

2019

総勢約600人で演奏したマーラーの交響曲第8番総勢約600人で演奏したマーラーの交響曲第8番

公演にご来臨された上皇・上皇后両陛下
公演にご来臨された上皇・上皇后両陛下

受験者総数1,324人から選抜され、オーケストラ、ヴォーカルの2つのアカデミーに27の国と地域から100人(オーケストラ:96人、ヴォーカル:4人)のアカデミー生が参加した。このほか、アジア・フェローシップ・プログラムも前年に引き続き実施した。オーケストラ・アカデミーは、芸術監督ワレリー・ゲルギエフに加え、創設30回記念にちなみ、第3代芸術監督クリストフ・エッシェンバッハ、第1回以来の出演となる首席指揮者マリン・オルソップらが、PMFヨーロッパ、PMFアメリカの教授陣とともにアカデミーを指導した。
「PMFプレミアム・コンサート」では、エッシェンバッハ牽引のもと、世界で活躍する修了生や、市民・学生を中心とした合唱団とともにマーラーの交響曲第8番を披露。記念碑的な演奏会となった。また、2018年秋に完成した札幌文化芸術劇場hitaruでの初公演となる「PMF hitaru スペシャル・コンサート」を開催し、修了生の宮田大がエルガーのチェロ協奏曲を熱演した。さらに、ゲルギエフ指揮「PMFオーケストラ東京公演」には、PMF史上初めて上皇・上皇后両陛下にご臨席いただくという栄誉を賜った。
札幌、苫小牧、函館、江別、奈井江、幕別、東京、川崎において、28日間の会期中に51公演、会期直前に3公演、合計54公演を実施した。

パンフレット
スケジュールパンフレット
PMFオーケストラ東京・川崎公演
PMF公開マスタークラス/ユース・ウイング
PMF概要パンフレット
PMF概要リーフレット
PMF×Makuake クラウドファンディング

2018

【左から】PMFアメリカのマーク J. イノウエ(トランペット)、ウィリアム・カバレロ(ホルン)、スティーヴン・ウィリアムソン(クラリネット)【左から】PMFアメリカのマーク J. イノウエ(トランペット)、ウィリアム・カバレロ(ホルン)、スティーヴン・ウィリアムソン(クラリネット)

エドウィン・アウトウォーター(指揮) 五嶋みどり(ヴァイオリン)
エドウィン・アウトウォーター(指揮)
五嶋みどり(ヴァイオリン)

受験者総数1,190人から選抜され、オーケストラ、ヴォーカルの2つのアカデミーに22の国と地域から102人のアカデミー生が参加した。
オーケストラ・アカデミーは、ワレリー・ゲルギエフ(芸術監督)、ジョン・アクセルロッド(首席指揮者)、エドウィン・アウトウォーター(客演指揮者)らが指揮をつとめ、さらにPMFヨーロッパ、PMFアメリカの教授陣が98人のアカデミー生の指導に加わった。創設者レナード・バーンスタイン生誕100年にちなみ、各プログラムでバーンスタインの作品を取り上げ、中でも第1回以来の参加となる五嶋みどり(ヴァイオリン)との共演は、大きな話題となった。また、3人のPMFアメリカ教授がソリストとして札幌交響楽団と共演した公演も好評を博した。
ヴォーカル・アカデミーは、4人のアカデミー生が、ガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ)の指導を受け、「PMF GALAコンサート」「ピクニックコンサート」でPMFオーケストラなどと共演した。また、東南アジア圏の若手音楽家にPMFを経験してもらう「PMFアジア・フェローシップ・プログラム」を設立。4カ国から4人が参加した。
音楽普及の面では、PMF教授陣が地元で音楽を専攻する学生を指導する「PMF公開マスタークラス」を初めて体系的に実施したほか、25歳以下の方が無料でオーケストラ公演を鑑賞できる「ユース・ウイング席」を新設するなど、若年層への音楽普及に力を入れた。
26日間の会期中、札幌ほか苫小牧、函館、奈井江、広島、東京で40公演を実施(プレ公演を含む)。特に19年ぶりの開催となった広島では、公演に先立ち芸術監督とアカデミー生が広島平和記念公園などを訪れ、PMFの理念でもある平和への思いを新たにした。

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第69回さっぽろ雪まつり用パンフレット
ポスター(バーンスタイン版)
ポスター(ピクニックコンサート版)
スケジュールパンフレット
PMF公開マスタークラス/ユース・ウイング案内チラシ
ピクニックコンサートに行こう♪チラシ
PMFオーケストラ東京公演ライブビューイング報告書

2017

ワレリー・ゲルギエフ(指揮)、ダニエル・ロザコヴィッチ(ヴァイオリン)ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ダニエル・ロザコヴィッチ(ヴァイオリン)

ライナー・キュッヒルによるヴァイオリン公開レッスンライナー・キュッヒルによるヴァイオリン公開レッスン

受験者総数1,235人から選抜され、オーケストラ、コンダクティング、ヴォーカルの3つのアカデミーに29の国と地域から97人のアカデミー生が参加した。オーケストラ・アカデミーは、プログラムA・Bを準・メルクル(首席指揮者)が、プログラムCをワレリー・ゲルギエフ(芸術監督)がつとめ、PMFヨーロッパ、PMFアメリカの教授陣がアカデミーの指導に加わった。また、この他にオーケストラ公演として「バーンスタイン・レガシー・コンサート」「PMFリンクアップ・コンサート」を実施し、アカデミー生は室内楽も含め多くのコンサートに出演した。コンダクティング・アカデミーは、メルクルが教授を兼任し、3人のアカデミー生はプログラムBで練習の成果を披露した。ヴォーカル・アカデミーは、4人のアカデミー生がガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ)の指導を受け、「PMF GALAコンサート」「ピクニックコンサート」に出演した。音楽普及事業の一環として、学生オーケストラ訪問リハーサル、金管楽器クリニック、ヴァイオリン公開レッスン等を実施し、地元で音楽を学ぶ若者らが、直接高度な指導を受ける機会を設けた。公演は、札幌のほか苫小牧、函館、帯広、奈井江、川崎、東京で、25日間の会期中39公演を実施した。

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スケジュールパンフレット
ポスター
PMFオーケストラ演奏会<プログラムA, B>
PMFオーケストラ 川崎・東京公演
バーンスタイン・レガシー・コンサート
PMF小学生向けパンフレット
PMF2017概要発表リリース
PMF概要パンフレット

2016

ワレリー・ゲルギエフ(指揮)、レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)

ジョン・アクセルロッド(指揮)、今野沙知恵(ソプラノ)ジョン・アクセルロッド(指揮)
今野沙知恵(ソプラノ)

オーディション受験者総数1,065人から選抜され、オーケストラ、コンダクティング、ヴォーカルの3つのアカデミーに28の国と地域から97人のアカデミー生が参加した。会期前半は、スペイン王立セヴィリア交響楽団音楽監督のジョン・アクセルロッドが、首席指揮者として2つのプログラムの指揮をつとめ、コンダクティング・アカデミーの指導にもあたった。芸術監督就任2年目となるワレリー・ゲルギエフを迎えて臨んだ最終プログラムは、千歳、札幌、函館、東京の4都市で計5公演を開催した。ヴォーカル・アカデミーは、前年に引き続きガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ)が指導した。PMF創設者にちなんだ曲で構成された「バーンスタイン・レガシー・コンサート」を開催し、PMF教授陣で修了生でもあるダニエル・マツカワが指揮をつとめた。このほかにも、アウトリーチ・コンサートや、リンクアップ・コンサートなど音楽普及プログラムを各地で開催し、25日間の会期中38公演を実施した。

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スケジュールパンフレット
ポスター
PMFオーケストラ演奏会<プログラムA, B>
PMFオーケストラ東京公演
バーンスタイン・レガシー・コンサート
PMF2016概要発表リリース

2015

ワレリー・ゲルギエフ(指揮)ドミトリー・マスレエフ(ピアノ)ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ドミトリー・マスレエフ(ピアノ)

ガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ)とヴォーカル・アカデミーガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ)と
PMFヴォーカル・アカデミー

初めてのインターネットを通したオーディションにより受験者総数998人から選抜され、オーケストラ、コンダクティング、ヴォーカルの3つのアカデミーに24の国と地域から85人のアカデミー生が参加した。ワレリー・ゲルギエフが6代目芸術監督に就任し、集大成であるPMFオーケストラ<プログラムC>では、ソリストにチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門優勝者のドミトリー・マスレエフを迎え、札幌、横浜、東京で4公演を開催した。また、首席指揮者は準・メルクル、客演指揮者はアンドリス・ポーガがつとめ、PMFオーケストラの指導にあたった。コンダクティング・アカデミーは、ポーガの指導によりPMFオーケストラとモーツァルトの交響曲第34番などを共演した。ヴォーカル・アカデミーはガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ)が指導した。小中高生を対象とした各種教育プログラムも実施し、地域に根ざした音楽普及事業を進めた。

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記者発表資料
ポスター
スケジュールパンフレット(表面)
スケジュールパンフレット(裏面)
バーンスタイン・メモリアルフェスタコンサート チラシ
横浜・東京公演チラシ

2014

PMFステージオペラ in Kitara「ナクソス島のアリアドネ」PMFステージオペラ in Kitara「ナクソス島のアリアドネ」

レナード・バーンスタイン像除幕式レナード・バーンスタイン像除幕式

受験者総数1,351人から選抜され、26の国と地域から122人のアカデミー生が参加した。PMFオーケストラは、オスモ・ヴァンスカ、ドミンゴ・インドヤン、ジョン・ネルソン、佐渡裕が指揮をつとめ、ベートーヴェンの交響曲第9番、シューマンの交響曲第2番、シベリウスの交響曲第2番、ショスタコーヴィチの交響曲第5番をメインとする4つのコンサートプログラムに取り組んだ。また、25回目の開催を記念し、創設者レナード・バーンスタインを讃える特別コンサート、北海道初演となるR. シュトラウスのステージオペラ「ナクソス島のアリアドネ」、バーンスタインの立像の制作・設置など、さまざまな公演やイベントを実施した。教育面では、教授陣として引き続き「PMFヨーロッパ」「PMFアメリカ」がアカデミーの指導にあたったほか、ベルリン・フィルのブラスメンバーやセルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)による札幌市内の学生を対象とするクリニック等を開催した。

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バーンスタイン・メモリアルフェスタ(表面)
バーンスタイン・メモリアルフェスタ(裏面)
ポスター
ナクソス島のアリアドネ
記者発表資料

2013

準・メルクル(指揮)、ワディム・レーピン(ヴァイオリン)準・メルクル(指揮)
ワディム・レーピン(ヴァイオリン)

PMFリンクアップ・コンサートPMFリンクアップ・コンサート

受験者総数1,257人から選抜され、20の国と地域から108人のアカデミー生が参加。また、アジア地域の若手音楽家2人をアジア・フレンドシップ・アカデミーとして招待した。教授陣には、二年ぶりにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーも迎えて指導体制の充実を図り、首席指揮者の準・メルクル、客演指揮者のアレクサンドル・ヴェデルニコフを中心に、PMFヨーロッパ、PMFアメリカがアカデミー生の指導にあたった。PMFオーケストラは、マーラーの交響曲第5番やベルリオーズの幻想交響曲など多彩なプログラムに取り組み、札幌、仙台、東京などでその成果を披露した。また、カーネギーホールの小学生向けの音楽教育プログラム「リンクアップ」を日本で初開催。札幌市立小学校の6年生、約450人が、PMFオーケストラと歌やリコーダーで共演し、好評を博した。

2012

PMF-GALAコンサートPMF-GALAコンサート

PMFオーケストラ瀋陽公演PMFオーケストラ瀋陽公演

受験者総数1,346人から選抜され、27の国と地域から123人のアカデミー生が参加した。また、アジアで活躍する若手音楽家3人をアジア・フレンドシップ・アカデミーとして招待した。教育面では、ファビオ・ルイジが芸術監督3年目の集大成として、オーケストラ・アカデミー、コンダクティング・アカデミー、ヴォーカル・アカデミーを、教授陣とともに指導した。演奏面では、札幌コンサートホールでの公演最終日に「PMF-GALAコンサート」を初めて実施したほか、日中国交正常化40周年を記念し、PMF初の海外公演を中国の北京、瀋陽で実施し、各地で好評を博した。

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シーズンスケジュール
開催概要

2011

ファビオ・ルイジ(指揮)、トーマス・ハンプソン(バリトン)ファビオ・ルイジ(指揮)
トーマス・ハンプソン(バリトン)

PMFコンダクティング・アカデミーPMFコンダクティング・アカデミー

受験者総数1,363人から選抜され、21の国と地域から114人のアカデミー生が参加した。3月に発生した東日本大震災の影響も懸念されたが、芸術監督2年目のファビオ・ルイジをはじめ多くの音楽家から参加の意思を受けて、「がんばれ日本 がんばろう日本」をスローガンに開催した。PMFオーケストラは3つの大きなプログラムを演奏。没後100年となるマーラーを特集した演奏会では、PMF1990以来の登場となるトーマス・ハンプソン(バリトン)とも共演した。また21年ぶりに実施したPMFコンダクティング・アカデミーでは、ファビオ・ルイジが若手指揮者4人を直接指導し、PMFオーケストラとの共演で成果を発表した。

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シーズンスケジュール
PMF NEWS VOL.58

2010

ファビオ・ルイジ(指揮)ファビオ・ルイジ(指揮)

PMFオーケストラ演奏会~ルイジのオペラ ラ・ボエーム ~PMFオーケストラ演奏会
~ルイジのオペラ"ラ・ボエーム"~

受験者総数1,363人から選抜され、17カ国・地域からPMFオーケストラ91人、PMFシンガーズ8人が参加。5代目の芸術監督にファビオ・ルイジが就任し、PMFでは1996年以来14年ぶりとなるオペラ、演奏会形式によるプッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」を演奏した。PMFオーケストラの教授陣としてはヨーロッパや北米の主要オーケストラから首席奏者らを招聘し、また室内楽には東京クヮルテットが指導にあたった。また、これまでのPMF修了生で編成するPMFチェンバー・プレイヤーズも各地で演奏を行った。

組織体制としては、8月にPMF組織委員会が財団法人から内閣府認定の公益財団法人に移行した。

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PMF NEWS VOL.57
PMF NEWS VOL.56
PMF NEWS VOL.55
POSTSCRIPTS VOL.5

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