PMF2023の概要を発表します!

タイトル パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌2023(PMF2023)
会期 2023年7月12日(水)~ 8月1日(火) 21日間
会場 札幌コンサートホールKitara、札幌芸術の森
苫小牧、江別、奈井江、函館、東京 ほか
指揮者 クシシュトフ・ウルバンスキ(ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ほか)
トーマス・ダウスゴー(ブルックナー:交響曲 第9番 ほか)
チケット 一般発売 5月20日(土)10:00~
PMFフレンズ(賛助会員)先行 5月14日(日)10:00~
PMFオンラインサービス会員先行 5月19日(金)10:00~
※一部公演は発売日が異なります。
主催 公益財団法人パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会、札幌市
共催 公益財団法人札幌市芸術文化財団(札幌コンサートホールKitara

Pacific Music Festival 2023 TOPICS

PMFオーケストラ メンバー決定!!

パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌2023(PMF2023)の参加者(アカデミー生)が決定しました。近年最多となる世界68ヵ国・地域から、1090人がオーディションを受験。厳しいオーディションにより選ばれた74人の若手音楽家が、夏の札幌に集結します!

厳正なる審査を経て、22ヵ国・地域の74人が選ばれ、4人の北海道出身者も狭き門を突破しました。また、パラグアイからの参加者はPMF初となります。PMFオーケストラとして2つの演奏プログラムに取り組み、6つのオーケストラ公演に出演にするほか、さまざまな会場でアンサンブルコンサートにも出演します。

写真:PMFオーケストラ

PMF2023は「オープニング・ナイト」からスタート!

PMF出演アーティストをより身近に、より親しみを感じてもらえるように、新しい企画としてオープニング・ナイトを開催します!休憩なしの約1時間で、PMFオーケストラの演奏から、PMFウィーン、PMFベルリンの教授陣のアンサンブルまで、気軽に“PMF”を体験できるプログラムをご用意しました!バーンスタインの「キャンディード」序曲から音楽祭開幕です!

ポーランドの気鋭指揮者クシシュトフ・ウルバンスキがPMFに帰ってくる!

ウルバンスキは、PMF2011に会期直前にキャンセルとなった指揮者の代理として初参加で登場し、オーケストラと観客に鮮烈な印象を残しました。活躍の幅を広げ、欧米の著名オーケストラの音楽監督や首席指揮者を歴任。14年にはベルリン・フィルへのデビューを果たし、15年にはレナード・バーンスタイン賞*を授与するなどキャリアを重ねて、この夏PMFに再登場します!

オープニング・ナイトへの出演のほか、会期前半のプログラムA(PMFオーケストラ演奏会苫小牧公演)では、2013年に同じくレナード・バーンスタイン賞*を受賞しているヤン・リシエツキ(ピアノ)をソリストに迎えたグリーグのピアノ協奏曲、メインにショスタコーヴィチの交響曲第5番を披露します!ぜひ、ご期待ください!

*レナード・バーンスタイン賞:ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の創設に深く関わった故人を記念して、2002年創設。

写真:クシシュトフ・ウルバンスキ

トーマス・ダウスゴーと挑む大曲
ブルックナー:交響曲第9番(第4楽章付)補筆完成版

会期後半のプログラムB(ピクニックコンサートPMF GALAコンサート東京公演)には、PMF初参加となるトーマス・ダウスゴーが登場。数多くの作品録音に意欲的に取り組み、シアトル交響楽団首席客演指揮者、同団音楽監督などを歴任。

教育への高い関心をもち、独創性と革新性に満ちたプログラムを得意とする指揮者が、PMFオーケストラと挑むメインプログラムは、ブルックナーの交響曲第9番(第4楽章付)。今回演奏する補筆完成版はサイモン・ラトルとベルリン・フィルの録音以来、世界で注目が集まっており、北海道初演となります。80分余りの大曲に挑戦する若き音楽家たちの渾身の演奏をご堪能ください。

写真:クシシュトフ・ウルバンスキ、ヤン・リシエツキ

クラシック音楽シーンで活躍中のPMF修了生が凱旋公演

PMF修了生が中心となって結成された国内トップブラスプレーヤーによるARK BRASS(アーク・ブラス)が、ピクニックコンサートPMF GALAコンサートの第1部に出演します。両日別プログラムで、ブラスの魅力をお届けします。

パシフィック・クインテットが出演するPMFホームカミング・コンサートも注目です。2017年のPMFアカデミーで出会った5人の音楽家が、ベルリンで結成しました。「カール・ニールセン国際室内楽コンクール2019」(コペンハーゲン)では第2位の実力派木管五重奏団です。飛躍を遂げた彼らの演奏は聴き逃せません!

写真:ARK BRASS、パシフィック・クィンテット

PMFと札響とのかけはし 川瀬賢太郎が魅せる!

PMF修了生12名が在籍する北海道唯一のプロオーケストラ札幌交響楽団が出演するPMFホストシティ・オーケストラ演奏会には、PMF2007~09でアシスタント・コンダクターをつとめ、現在、札幌交響楽団正指揮者の川瀬賢太郎が登場。チャイコフスキーの交響曲第5番を披露します。躍動感あふれる演奏をお楽しみください!
また、PMF修了生からPMFアメリカの教授となった、ロサンゼルス・フィルハーモニック首席フルート奏者デニス・ブリアコフがソリストとして共演し、ケヴィン・プッツ:フルート協奏曲を演奏します。PMFならではの札響コンサートをお届けします。

写真:川瀬賢太郎、デニス・ブリアコフ、札幌交響楽団

多彩なアンサンブル演奏会を道内各地で開催

オーケストラ公演以外にも、アカデミーが室内楽を披露する公演や、PMFウィーンベルリンアメリカの各教授陣の演奏会など、多彩なアンサンブル公演を行います。札幌会場の他にも、函館、江別、奈井江などでアンサンブル公演の開催を予定しています。
また、普段コンサートに足を運ぶことが難しい方にも音楽に親しんでいただけるよう、PMF教授陣やアカデミー生が直接出向き演奏するPMFボランティア・コンサートや、街かどで気軽に音楽を楽しめるアウトリーチコンサートを開催します!

クラシック音楽を学ぶ!楽しむ!充実の音楽普及プログラム!

クラシック音楽をもっと知ってもらえるように、特色豊かな音楽普及プログラムも充実。
ニューヨークのカーネギーホールとの連携により小学生向けの音楽教育プログラム「PMFリンクアップ・コンサート」を開催。子どもたちがPMFオーケストラと共演する機会を設け、これまでにない一流の音楽との出会いの場を提供します。
また、「PMFクラシックLABO♪ 加藤昌則の“PMF”な音楽の授業(じかん)」では、作曲家でピアニストの加藤昌則がナビゲーターをつとめ、小学生から大人まで幅広く楽しめるよう編成や楽器を変えながら、クラシック音楽の魅力をユーモアたっぷりの授業形式でお伝えします。
そして、PMF教授陣が、PMFアカデミー生を指導する様子を一般に公開するPMF公開マスタークラスも実施します。教授からのアドバイスで大きな変化を遂げるアカデミー生の学ぶ姿に注目です!楽器を演奏される方や音楽教育に携わる方にとっても大きな刺激となる教育プログラムです。
札幌コンサートホールKitaraで行われるPMFオーケストラのリハーサルの指導風景を、音楽関係者及び小学生から25歳(1998年生まれ)までの若い世代等を対象に無料で公開するオープンリハーサルも実施します。

皆様のご来場、心よりお待ちしております!

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