PMFから世界に羽ばたいたマエストロが凱旋
PMFオーケストラ[プログラムA]
かつてPMFアカデミーで学び、長くドイツを中心に活躍、2025年4月に札響首席指揮者に就任予定のエリアス・グランディが、客演指揮者としてPMFに帰ってきます。
あいさつ代わりのプログラムは、R. シュトラウス「ドン・ファン」、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、ストラヴィンスキー「火の鳥」組曲という、オーケストラの繊細な音色と壮麗な音響を満喫できる傑作集。それぞれの作曲家の初期作品集でもあります。
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番では、名手クララ=ジュミ・カンの技巧が冴えわたります。
文:林昌英(音楽ライター)
Program
R. シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19*
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)