マンフレート・ホーネックは幅広いレパートリーへの卓越した解釈と編曲で知られており、四半世紀に渡り世界一流の指揮者としてその地位を確固たるものにしている。ピッツバーグ交響楽団の音楽監督としては16年目に突入。ホーネックは同楽団と長年にわたり共に音楽制作を続ける中、これまでに何度もグラミー賞にノミネートされ、2018 年にはグラミー賞最優秀オーケストラ演奏賞を受賞した。最も頻繁にツアーを行うアメリカのオーケストラの一つとしてピッツバーグの文化大使をつとめ、その功績はピッツバーグはもとより海外でも賞賛されている。
オーストリア生まれ。ウィーン国立音楽大学で音楽教育を受ける。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーとしての長年の経験が、彼の指揮に際立った印象を与えている。クラウディオ・アバドのアシスタントとしてキャリアをスタートさせ、その後チューリッヒ歌劇場に従事。栄えあるヨーロッパ指揮者賞を受賞した。MDR交響楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団でのポストに続き、スウェーデン放送交響楽団の音楽監督に就任。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者をつとめた。ほか、2007年から11年まで、シュトゥットガルト国立歌劇場の音楽監督をつとめた。
客演指揮者としては、これまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ライプツィヒ音楽院管弦楽団、ドレスデン・シュターツカペレ管弦楽団、ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア・アカデミア、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など世界屈指のオーケストラと共演。また北米でもすべての主要オーケストラと定期的に共演している。オペラでは、ゼンパーオーパードレスデン、コペンハーゲン王立オペラ、ザルツブルク音楽祭などと共演した。北米の複数の大学で名誉博士号を取得しており、オーストリア連邦大統領からは名誉教授の称号を授与された。18年には、国際クラシック音楽賞の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選出された。
PMFには初めての参加。

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