国際教育音楽祭
パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌
ここは札幌市郊外のとある架空の場所。抜けるような青空のもと、シラカバの森に囲まれた芝生の上に、期間限定で大小さまざまなテントが立ち並びました。オーケストラをすっぽり飲み込んでしまう巨大テント、楽器のレッスンを行う小さなテント…そのほか、急ごしらえの映画館やバーなんかもあるようです。さわやかなファンファーレの音を聴きつけ、次々と人が集まってきました。その楽しそうな様子を、森の片隅から動物たちがうらやましそうに見守ります。さあ、あなたも広い会場内をくまなく散歩してみませんか?
開催期間:2020年7月10日(金)~8月3日(月)
2020サマーフェスティバルのメインステージでは、PMF2020で開催を予定していたコンサートにちなんだコンテンツを日々お届けします。近年のアカデミー生、教授陣が残した映像・音源アーカイブからの珠玉の演奏のほか、世界中で活躍するPMF修了生から届いた意欲的な取り組みも紹介。プログラムはコンパクトにまとめていますので、リラックスしてお楽しみください。1日限りの公開となるものも多いのでお聴きのがしなく!
「シアター」の旗がたなびくこちらのテントでは、PMFに関連するさまざまな映像を上映中。銀幕には懐かしいシーンも映し出されますが、音楽にひたむきに打ち込むアカデミー生の姿は今も昔も変わりありません。映像を通しコンサート以外のPMFも知っていただくことで、PMFをより身近に感じてください。
PMFアカデミーを指導する各楽器の教授陣が、地元北海道札幌で音楽を専攻する学生をレッスンする「公開マスタークラス」。過去に収録した全映像を一挙公開します!楽器上達のヒントはもちろんのこと、世界トップクラスの音楽家が語る言葉は、音楽への向き合い方に大きな示唆を与えてくれるに違いありません。小学6年生が参加するリンクアップ・コンサートの一部もご覧いただけます。
新型コロナウイルスへの感染が世界で拡大していた4月20日、一刻も早い混乱の収束を願い「PMF Connects」はスタートしました。これまでに、音楽の力を信じる世界中のPMF修了生や教授陣から100本以上の動画が寄せられており、2020サマーフェスティバルの期間中も引き続き演奏・メッセージを発信していきます。
森の中に設けられたひと夏限りのバー。PMFの過去の名演を聴けるとあって、薄暗いテントの中にはファンが集い、グラスを片手にスピーカーから流れる音に耳を傾けます。定期的に更新されるマスターおすすめの選曲をお楽しみください。カウンターの隅には、バーンスタインも愛したあのスコッチ・ウイスキーの逸品が…。
外国との往来が自由にできない中、フェスティバルに参加するはずだったアーティストたちから動画メッセージが届きました。映像を通して元気な姿を見ることができて少し安心。きっとまた札幌でお会いしましょう!
これまでのPMFのポスターにはいろいろなデザインがありました。覚えていますか?皆さんと共に歩んできたPMFの歴史、懐かしい場面を、3月に上梓した「30周年記念誌」や歴代ポスターの展示を通して一緒に振り返ってましょう。
いつもは札幌の中心、中島公園に鎮座するPMF創設者レナード・バーンスタインの像も、サマーフェスティバルに合わせ郊外に引っ越してきたようです。中島公園の豊かな自然とともに四季折々の表情を見せるバーンスタイン像のたたずまいをご覧ください。
食事は野外フェスの楽しみの一つ。さすがにオンライン上では直接料理をご提供できませんが、今注目の「札幌市飲食店未来応援クラウドファンディング」をご紹介します。1,000円の支援につき1,300円のお食事券を受け取ることができ、大変お得に飲食を楽しめるとのこと。札幌市在住の方は、お気に入りのお店のほか、近所のお店もこの機会に見つけてみて、札幌の飲食店を新しい形で応援しましょう!
演奏会場の雰囲気を少しでも感じていただけるよう、パソコンなどでお使いいただける壁紙をご用意しました。
演奏会に足を運ぶ時と同じように、拍手の音や、野外ステージで演奏とともに聞こえる鳥のさえずり、そして、ひと夏限りのオーケストラの躍動感を感じていただければと思います。
PMFでは2020年6月2日からオンライン寄付サイトを公開し、2021年の音楽祭の再開に向けて広くご寄付を募っています。PMF2020の開催中止による影響はことのほか大きく、今後再開に向けて活動を展開するためにも多くの皆様からのご支援を必要としています。このサイトでは、再開への道のりとして、5,000円のご寄付を頂戴するごとにパネルのピースをひとつずつ公開し、これまでのPMFの写真を公開していきます。皆様からのご寄付が音楽祭再開への大きな力となっていく過程を写真に反映し、共有させていただきます。
昨年、クリストフ・エッシェンバッハ指揮のもと総勢約600人で演奏し、その壮大なスケールから記念碑的な演奏とも言われた、マーラー「交響曲第8番」のライブCDを引き続き販売しています。まだお持ちでない方は、この機会にぜひ!