PMF2014に参加した122名のアカデミー生に、今会期を終えての感想などを書いてもらいました。札幌で初めて顔を合わせてからツアーを終え解散するまでの33日間、彼らがどのような思いで音楽祭を過ごしたのか、その一部をご紹介します。
 

オーケストラ・プログラム

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  • 教授陣はすばらしい演奏者、指導者であり、多様な奏法に長けていた。
  • 教授の熱意あふれる指導は、ベースセクションに大きな影響を与えた。
  • 最も有名な奏者の一人なのに、指導に6時間も時間を割いてくれた(トランペット)。20140803fujii-221.jpg
  • オペラを演奏できたことはよい経験になった。
  • シューマンの交響曲第2番は、ヴァイオリン奏者にとって大きな財産になった。
  • コンサートで鑑賞したベルリン・ブラスの演奏は感動的だった。

室内楽プログラム

  • 回数が多く、また場所によってはとても暑くて演奏するのが大変だったが、もいわ山の演奏会はよかった。0722_10109.jpg
  • 特に特別支援学校で演奏する機会があったのはよかった。
  • 他の演奏者や指導者から多くのことを学んだが、珍しい曲だと思った(ビゼー作曲「カルメン」組曲について)。
  • 少ないリハーサル時間で演奏するには難しすぎる曲もあった(ブラスセクション)。

生活など全般

  • キタラはすばらしく、美しいホールだが、もっと練習室があるとよい。20140725fujii-074.jpg
  • 日本の文化を体験することができたのはすばらしかった。
  • レジデント・アドバイザー(アカデミーの生活面のケアを担当)はとても親切だった、彼らの笑顔で1日が始まるのは心地よかった。
  • より事前にスケジュールがわかると、もっと十分な準備ができる。
  • メールでスケジュールをもらえるのは便利だった。
  • ホテルはすばらしく、さまざまな配慮を感じたが、都市部や練習場所から歩ける距離だとなおよい。

その他

  • PMFのおかげですばらしい音楽家たちと出会うことができた。20140802fujii-220.jpg
  • ヨーロッパとアメリカの違ったタイプの教授やアカデミー生と一緒に音楽ができたことは、貴重な体験だった。
  • このオーケストラで演奏できたこと、世界中の人と会えたことは、何よりの財産。
  • 多くを学び、友達を作り、よい思い出ができた。
  • 世界でもっとも優れた音楽祭になる可能性を持っているので、最も重要である「音楽と経験」を第一にしてもらいたい。
  • 多くの可能性をもった素晴らしい音楽祭だと思うし、もっと良くなると思う。また機会があったら参加したい。