PMF2014に参加した122名のアカデミー生に、今会期を終えての感想などを書いてもらいました。札幌で初めて顔を合わせてからツアーを終え解散するまでの33日間、彼らがどのような思いで音楽祭を過ごしたのか、その一部をご紹介します。
オーケストラ・プログラム
- 教授陣はすばらしい演奏者、指導者であり、多様な奏法に長けていた。
- 教授の熱意あふれる指導は、ベースセクションに大きな影響を与えた。
- 最も有名な奏者の一人なのに、指導に6時間も時間を割いてくれた(トランペット)。
- オペラを演奏できたことはよい経験になった。
- シューマンの交響曲第2番は、ヴァイオリン奏者にとって大きな財産になった。
- コンサートで鑑賞したベルリン・ブラスの演奏は感動的だった。
室内楽プログラム
- 回数が多く、また場所によってはとても暑くて演奏するのが大変だったが、もいわ山の演奏会はよかった。
- 特に特別支援学校で演奏する機会があったのはよかった。
- 他の演奏者や指導者から多くのことを学んだが、珍しい曲だと思った(ビゼー作曲「カルメン」組曲について)。
- 少ないリハーサル時間で演奏するには難しすぎる曲もあった(ブラスセクション)。
生活など全般
- キタラはすばらしく、美しいホールだが、もっと練習室があるとよい。
- 日本の文化を体験することができたのはすばらしかった。
- レジデント・アドバイザー(アカデミーの生活面のケアを担当)はとても親切だった、彼らの笑顔で1日が始まるのは心地よかった。
- より事前にスケジュールがわかると、もっと十分な準備ができる。
- メールでスケジュールをもらえるのは便利だった。
- ホテルはすばらしく、さまざまな配慮を感じたが、都市部や練習場所から歩ける距離だとなおよい。
その他
- PMFのおかげですばらしい音楽家たちと出会うことができた。
- ヨーロッパとアメリカの違ったタイプの教授やアカデミー生と一緒に音楽ができたことは、貴重な体験だった。
- このオーケストラで演奏できたこと、世界中の人と会えたことは、何よりの財産。
- 多くを学び、友達を作り、よい思い出ができた。
- 世界でもっとも優れた音楽祭になる可能性を持っているので、最も重要である「音楽と経験」を第一にしてもらいたい。
- 多くの可能性をもった素晴らしい音楽祭だと思うし、もっと良くなると思う。また機会があったら参加したい。