2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。国際的に一躍脚光を浴びた。

東京都出身。両親ともにヴァイオリニストの音楽一家に生まれ、3歳よりヴァイオリンを始め安田廣務氏に、6歳から徳永二男氏に師事。

国内主要オーケストラはもとより、ロサンゼルス・フィル、ロイヤル・フィル、ロイヤル・リヴァプール・フィル、マリインスキー劇場管、チャイコフスキーシンフォニーオーケストラ、ベルリン・ドイツ響、NDRエルプ・フィル、ハノーファーNDRフィル、シュトゥットガルト放送響、 ケルン放送響、エーテボリ響、BBCスコティッシュ管、プラハ・フィル、オタワ・ナショナルアーツセンター管、ユタ響、オレゴン響、コロンビア響、ワルシャワ・フィル、バーゼル響、ウィーン室内管、ローザンヌ室内管、香港シンフォニエッタなどと共演。共演した指揮者には、ドゥダメル、ゲルギエフ、フェドセーエフ、ズーカーマン、オロスコ=エストラーダ、ロウヴァリ、ティチアーティ、クリスティアン・ヤルヴィ、ワシリー・ペトレンコ、フルシャ、ドゥネーブ、カンブルラン、インキネンなどが挙げられる。

国際音楽祭にもたびたび招かれ、サンクトペテルブルクの白夜祭、宮崎国際音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、マントン音楽祭、メニューイン・フェスティバルなどに出演。ペンデレツキ80歳記念演奏会では、ペンデレツキ自身の指揮で演奏。さらにリサイタルでも、ルーブルでのパリ・デビュー、ウィグモアホールでのロンドン・デビューは絶賛を博した。

NHK大河ドラマ「真田丸」テーマ音楽を演奏したことやTBS「情熱大陸」への出演も大きな話題となった。

18年からスタートしたサントリーホールARKクラシックスではアーティスティック・リーダーに就任。

21/22シーズンは、ヨーロッパでロイヤル・フィル、バルセロナ響と共演。また、マリア・ジョアン・ピリスとデュオリサイタルを行い絶賛を博した。

CDは、エイベックス・クラシックスよりリリースしており、最新盤は、自ら弾き振りをした「モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3、5番」。

09年度第20回出光音楽賞受賞。

使用しているヴァイオリンは、宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス 1704年製作 "Viotti"。

今年は待望のPMF初登場。

このアーティストの出演公演