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ホール(リサイタル・室内楽)
PMFアンサンブル函館公演

終了しました

開催日

2021年7月26日(月)

時間

開場
17:45
開演
18:30

出演者

PMFオーケストラJAPANメンバー


演奏曲目

◆ボッケリーニ(ファンデンブルック編):
木管四重奏曲 ハ長調 G. 262 No. 1

(演奏時間:約15分)
 Allegro vivace assai
 Adagio non tanto
 Presto assai

 
◆ハイドン:
ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ 第1番 ヘ長調 Hob Ⅵ: 1

(演奏時間:約12分)
 Allegro moderato
 Adagio e sostenuto
 Tempo di menuet

 
 
 ≪休憩≫
 
 
◆ドホナーニ:
セレナード ハ長調 作品10

(演奏時間:約20分)
 Marcia: Allegro
 Romanza: Adagio non troppo
 Scherzo: Vivace
 Tema con variazioni: Andante con moto
 Rondo (Finale): Allegro vivace

 
◆ベートーヴェン:
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナード ニ長調 作品25

(演奏時間:約25分)
 Entrata, Allegro
 Tempo ordinario d'un Menuetto
 Allegro molto
 Andante con Variazioni
 Allegro scherzando e vivace
 Adagio – Allegro vivace e disinvolto
 

◆ブリテン:
幻想四重奏曲 作品2

(演奏時間:約13分)
 
 
《演奏時間:休憩あり・約2時間》


入場料
(税込)

チケット販売日:6月5日(土)
指定席(一般)3,000円
指定席(U25)1,000円


備考

▼やむを得ない事情により、開演時間、出演者、曲目等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

≪お問い合わせ≫
はこだて音楽鑑賞協会 TEL. 0138-32-1773

◆ボッケリーニ(ファンデンブルック編):
木管四重奏曲 ハ長調 G. 262 No. 1

 イタリア出身ながら、主にスペインで活躍したボッケリーニ。彼は膨大な数の室内楽作品を遺したが、中でも弦楽四重奏曲は90曲以上が現存。 フランドル地方出身の作曲家オトン・ファンデンブルック(1758~1832)は、これらの中から2組(計6曲)を選び、フルートとクラリネット、ホルン、ファゴットという編成による管楽四重奏に編曲した。当曲は、お洒落で華やかな第1楽章に始まり、穏やかで寛いだ雰囲気に満ちた第2楽章、 ひらひらと舞い踊るようなイメージの第3楽章が連なってゆく。
 
◆ハイドン:
ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ 第1番 ヘ長調 Hob Ⅵ: 1

 ヴァイオリンとヴィオラのための「6つのソナタ」は、オーストリア東部アイゼンシュタットのエステルハージ公爵家に仕えていた30代後半、1768年から5年ほどの間に作曲。元々は宮廷内で軽い合奏を愉しむために書かれたのだろうが、その頃には、既に彼の名声はヨーロッパ中に知れ渡っていたため、1775年にはパリで出版に供された。その第1曲は、付点音型が溌剌とした印象を与える第1楽章で開始。ヘ短調に転じての、憂いを孕んだアダージョの第2楽章、優雅なメヌエットの「フィナーレ」が続く。
 
◆ドホナーニ:
セレナード ハ長調 作品10

 ドホナーニはハンガリー出身の作曲家で指揮者、ピアニスト。1904年に初演されたヴァイオリンとヴィオラ、チェロのための当曲は、その2年前の、ロンドンとウィーンへのツアー中に書かれ、半音階的な調性の推移など、20世紀作品らしい尖鋭的な響きも孕む。軽快な「行進曲」で開始。情熱を湛えた「ロマンツァ」、フーガ風の「スケルツォ」、穏やかなテーマに5つの変奏が続く「主題と変奏」が連なり、リズミカルな主題が疾走する「ロンド(終曲)」では、最後に「行進曲」の楽想が回帰する。
 
◆ベートーヴェン:
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナード ニ長調 作品25

 “アラサー”だった1801年頃の作曲。当時の楽聖は、自身の知名度を上げるため、大衆受けのいいサロン風の音楽を手がけたが、当曲は「七重奏曲変ホ長調」(1800年)と並ぶヒット作となった。第1楽章「エントラータ(前奏)」は、まるで鼻歌を歌うかのように浮かれた行進曲。優美なメヌエットの第2楽章、漫画的な深刻さが逆に滑稽な第3楽章、歌謡的な主題に基づく変奏曲の第4楽章、躍動的な第5楽章を経て、格調高い序奏で始まる最終楽章へ。続く主部は、快活な主題を軸としたロンド形式を採る。
 
◆ブリテン:
幻想四重奏曲 作品2

 19歳のブリテンは、1932年に開かれた作曲コンクールへ、オーボエと3つの弦楽器のための「幻想四重奏曲」でエントリーするも、選に漏れた。しかし翌年、この作品が初演されるや、大反響を呼び、ブリテンは一躍“時の人”となった。曲は4つの部分で構成。冒頭では、弦楽器の行進と、長閑なオーボエが対比を形作り、続く第2の部分では、オーボエと弦が絡み合う。しかし、次の部分では、オーボエが月光のように周囲を照らす。最後の部分では、激しい競り合いの後、再び隊列が近づき、やがて闇の彼方へと去る。
 
(寺西 肇)
 

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