「ホルンの王」(ニューヨーク・クロニクル)と評価され、その完璧なテクニックにより、ホルン界のリーダー的存在。エッセンとケルンで学び、19歳でフランクフルト歌劇場管弦楽団の首席ホルン奏者に就任。その後、バイロイト祝祭管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席ホルン奏者などを経て、1993年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席ホルン奏者に就任。
ソリストとして、ダニエル・バレンボイム、ベルナルト・ハイティンク、クラウディオ・アバドなどと共演。またアバドからは、ルツェルン祝祭管弦楽団の首席ホルン奏者としても招かれた。モーツァルト、R. シュトラウスといった古典派、ロマン派のレパートリーに加え、リゲティ、ナッセンなどの現代音楽にも意欲的に取り組んでおり、細川俊夫が彼のために作曲した作品の世界初演を果たしたほか、今後も数々の委嘱作品を演奏する予定になっている。
室内楽奏者としては、ベルリン・フィル団員との数多くのアンサンブルのほか、アンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーもつとめており、さらに、マウリツィオ・ポリーニ、ラルス・フォークト、コリヤ・ブラッハー、イアン・ボストリッジといった著名な演奏家とも共演している。
教育者としても世界中のマスタークラスを受け持ち、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団カラヤン・アカデミーで後進の指導にもあたっている。
PMFには初めての参加。

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