PMF 2025

2025.7.9 - 7.29
Highlights

PMF2025 聴きどころ

PMF 2025
2025.7.9 - 7.29

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PMF2025 聴きどころ

開幕は「キャンディード」と
ホルンのスターたちの壮麗な響きで!

PMF2025オープニング・ナイト

7月9日(水) 札幌コンサートホールKitara

PMF創設者バーンスタインの「キャンディード」序曲で華やかに開幕。指揮者はPMFアカデミー生から、いまや世界的楽団のポストを担うに至ったカリーナ・カネラキスが凱旋!注目はホルン4人がソリストとなるシューマン「コンツェルトシュテュック」。ロサンゼルス・フィルとベルリン・フィル、そして日本のスタープレイヤーが一堂に会し、世界最高水準のホルンの響きで会場が満たされる。ほかにもPMF教授陣による室内楽なども披露され、多彩な音楽に包まれる1時間となる。

文:林昌英(音楽ライター)

カリーナ・カネラキス
カリーナ・カネラキス
©Mathias Bothor
アンドリュー・ベイン
アンドリュー・ベイン
シュテファン・ドール
シュテファン・ドール
©Simon Pauly
福川伸陽
福川伸陽
サラ・ウィリス
サラ・ウィリス
©Stefan Hoederath

PMF凱旋のカネラキスが、
得意の「巨人」で熱狂を生み出す!

PMFオーケストラ苫小牧公演

7月12日(土) 苫小牧市民会館

PMFオーケストラ演奏会

7月13日(日) 札幌コンサートホールKitara

アメリカ出身のカリーナ・カネラキスは、若くして名門楽団のポストをつとめ、世界トップクラスの楽壇で活躍する注目の指揮者。カネラキスは2012年PMFにコンダクティング・アカデミー生として参加し、ここから世界の第一線に羽ばたいた。まさしく凱旋公演となる公演に選んだのはマーラーの大作「巨人」。PMFヨーロッパ教授陣も加わるPMFオーケストラをどのようにまとめて、どれほどの感動と興奮を生み出すのか。語り草となる公演の予感。やはり世界を舞台に活躍する、五明佳廉とのシベリウスのヴァイオリン協奏曲も期待が膨らむ。

文:林昌英(音楽ライター)

カリーナ・カネラキス
カリーナ・カネラキス
©Mathias Bothor
五明佳廉
五明佳廉
©Gabrielle Revere

世界的名匠たちがPMFに集い、
ドイツ音楽の神髄を示す。必聴の公演!

ピクニックコンサート
<レナード・バーンスタイン・メモリアル・コンサート>

7月26日(土) 札幌芸術の森・野外ステージ

PMF GALAコンサート

7月27日(日) 札幌コンサートホールKitara

PMFオーケストラ東京公演

7月29日(火) サントリーホール

ドイツの巨匠マレク・ヤノフスキがPMFに登場。妥協のない厳格な造形から、楽曲の本質をつかみ出す名演を各地で重ねる重鎮が、若手たちを鍛え、高みへ導く。演目はドイツの本道たる作曲家たちの名作4曲で、ことに彼の棒で「ライン」と「死と変容」を聴けるのは嬉しい。さらなる注目は、世界最先端を走り続けるチェロの達人、スティーヴン・イッサーリス!舞台に現れるだけで空気が一変するカリスマで、彼の美音と解釈でシューマンに浸れる好機。しかもヤノフスキとは初共演とのこと。名匠たちの出会いで何が起きるのか、会場で体験するほかない。

文:林昌英(音楽ライター)

マレク・ヤノフスキ
マレク・ヤノフスキ
©Felix Broede
スティーヴン・イッサーリス
スティーヴン・イッサーリス
©Satoshi Aoyagi