イギリス出身。ケンブリッジ大学で歴史を学び、英国王立音楽院、パリ国立高等音楽・舞踊学校でオーボエを学ぶ。23歳から10年間、バーミンガム市交響楽団の首席奏者をつとめる。この間に、バーミンガム現代音楽グループのメンバーとして積極的に演奏し、ヨーロッパ室内管弦楽団に頻繁に客演。2003年、首席奏者としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団。ベルリン・バロック・ゾリステンのソリストとして定期的に活動し、J. S. バッハ、C. P. E. バッハ、ヴィヴァルディの作品の録音を行い、16年2月には日本ツアーを行った。シャルーン・アンサンブル・ベルリンとは、毎年夏の終わりにツェルマット・フェスティバル(スイス)に参加。同フェスティバルのアカデミーを指導し、演奏している。ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブルのメンバーをつとめ、現在は、アンサンブル・ウィーン・ベルリンでハンスイェルク・シェレンベルガーの後任をつとめる。教育にも熱心で、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラ・アカデミーやベルリン音楽大学ハンス・アイスラーで教鞭をとり、世界各地でマスタークラスを行っている。PMFには16年以降これまでに3回参加。今年はオンライン教育プログラムとデジタル・コンサートに参加予定。