2007年、パリで開催されたロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き、一躍世界に注目される。合わせて、ショパン、フォーレ、ラフマニノフ(協奏曲)、新曲課題の最優秀演奏者に贈られる各賞を受賞。以来、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学で研鑽を積み、国際的な演奏活動を展開している。
09年、ビシュコフ指揮ケルン放送交響楽団の定期演奏会デビューと日本ツアーを行った他、NHK交響楽団をはじめとする国内の主なオーケストラと共演。また、ライプツィヒ、パリ、ザルツブルクなどヨーロッパ各地でのリサイタル、日本各地でのリサイタルを活発に行っている。室内楽活動にも力を入れており、これまでにマキシム・ヴェンゲーロフ、堀米ゆず子、篠崎史紀、宮田大、三浦文彰の各氏等と共演。04年にデビューCDをリリースした後、10年に3枚目となるCDをトリトンレーベルからリリース。
その優れた演奏活動に対し、03年アリオン賞、06年第16回出光音楽賞、 08年文化庁長官表彰・国際芸術部門、09年第10回ホテルオークラ音楽賞、15年第70回文化庁芸術祭音楽部門新人賞など多数授与されている。
1986年愛知県安城市生まれ。3歳よりピアノを始め、18歳でザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学。15年、大阪音楽大学大学院修了。これまでに、深谷直仁、清水皇樹、クラウディオ・ソアレス、クリストフ・リースケの各氏に師事。
現在、京都市立芸術大学専任講師。PMFには初参加。

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