ミヒャエル・ハーゼルは、教会音楽家を目指してピアノ、オルガン、指揮の勉強を始めた。フライブルク音楽大学では、指揮をフランシス・トラヴィス、フルートをオーレル・ニコレに師事。さらに、ミヒャエル・ギーレンからの個人レッスンやマスタークラスで指揮を学んだ。1982年から84年までフランクフルト放送交響楽団に所属し、それがフルート奏者として初めてのオーケストラでの演奏経験となった。その後ヘルベルト・フォン・カラヤンのもとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなった。88年、ベルリン・フィル木管五重奏団を創設し、世界各国をツアー。これまでにスウェーデンの著名レーベルBISより20枚を超えるCDをリリース。その多くは早い段階から「決定盤」であると呼び声が高い。その後数年間、ダニエル・バレンボイム、ピエール・ブーレーズ、ジェームズ・レヴァインなどの指揮のもと、バイロイト祝祭管弦楽団で首席フルート奏者をつとめた。94-98年には、マンハイム国立音楽舞台芸術大学で木管アンサンブルと室内楽の教授をつとめた。指揮者としてはこれまでに、アンサンブル・モルデン、シャウロン・アンサンブル、バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ、ベルリン・フィルハーモニー・ブラス・アンサンブル、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団、シモン・ボリバル交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮。現在は指揮者、ソリスト、指導者として国際的に活躍している。
PMFには初めての参加。

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