日本人を両親にアルゼンチンに生まれ、13歳からファゴットを始める。ジュリアード音楽院で学んだ後、カーティス音楽院でバーナード・ガーフィールドに師事。18歳の時、カーネギーホールへデビューし、その後はフィラデルフィア管弦楽団やワシントン・ナショナル交響楽団、札幌交響楽団など世界各地のオーケストラにソロ出演。メンフィス交響楽団、ヴァージニア交響楽団、セントルイス交響楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団首席奏者を経て2000年にフィラデルフィア管弦楽団首席奏者に就任する。ナショナル・オーケストラ・インスティテュートでは指導も行い、カーティス音楽院とテンプル大学で教鞭を執る。PMFへはアカデミー・メンバーとして1992、93、94年に参加。教授としてのPMF参加は01年から14回目。06年にはモーツァルトのファゴット協奏曲をワレリー・ゲルギエフ指揮PMFオーケストラと共演した。演奏活動と並行し、カーティス音楽院のオットー・ウェルナー・ミュラーのもとで指揮を学ぶ。PMFで指揮者としてデビューし、2009年のPMF20回記念には、修了生で編成したPMFアニバーサリー・オーケストラとPMFオーケストラのジョイント・プログラム等を指揮し、高い評価を得た。

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