アメリカ、メリーランド州生まれ。14歳からホルンをはじめ、英国王立音楽大学の青少年のための教室を経て、ギルドホール音楽演劇学校に進み、アンソニー・ホールステッド、ジェフ・ブライアントのもとで学ぶ。その後ベルリンでファーガス・マクウィリアムに師事し、1991年、ダニエル・バレンボイム率いるベルリン国立歌劇場の第2ホルン奏者に就任。この間、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、シドニー交響楽団など多くの一流オーケストラに客演し、ソリスト、室内楽奏者としても世界各国で演奏。2001年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、ブラス・セクション初の女性メンバーとなった。ベルリン・フィルが行う教育プロジェクトに多数関わっており、とくにファミリー向けコンサートのプログラム作りや演奏への参加を楽しんでいる。音楽教育にも情熱を注ぎ、デジタル技術やソーシャルメディアを駆使して世界中の聴衆に音楽を届けることに熱心に取り組んでいる。また、テレビやインターネットの番組の司会者やインタビュアーとして定期的に出演し、ドイチェ・ヴェレ・テレビでは、クラシック音楽番組「サラズ・ミュージック」を手がけ出演している。PMFへは14年以降これまでに6回参加。今年はオンライン教育プログラムとデジタル・コンサートに参加予定。