メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席フルート奏者を長年つとめた後、現在ロサンゼルス・フィルハーモニックの首席フルート奏者をつとめている。ソリストとして人気が高く、もっとも活躍するフルート奏者のひとりであり、これまでにミュンヘン国際音楽コンクール、ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール、プラハの春国際音楽コンクール、カール・ニールセン国際音楽コンクール、神戸国際フルートコンクールなど数多くのコンクールで入賞。フルートの伝統的な作品から自身の編曲による他の楽器の協奏曲など幅広い作品を録音している。リサイタルも頻繁に行なっており、日本へは毎年ソロ・リサイタルツアーを行なっている。ソリストとしてノルウェー放送管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ室内管弦楽団、アンサンブルofトウキョウ、広島交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、パリ室内管弦楽団などと共演。
クリミア生まれ。10歳でモスクワ音楽院への入学を許可され、優秀なソリストとして20カ国以上への演奏ツアーを行い、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世、マイケル・オブ・ケント王子、ロシアをはじめルーマニア、インドネシアの大統領への御前演奏を行なった。
英国王立音楽院のウィリアム・ベネットのもとさらなる研鑽を積む。PMFには、アカデミー・メンバーとして2003年に参加しており、教授としては17年以降3回目の参加。