オーストラリア、アデレード出身のアンドリュー・ベインは、メルボルン交響楽団、クイーンズランド交響楽団、ミュンヘン交響楽団、オーストラリア・オペラ・バレエ管弦楽団で首席奏者をつとめた後、2011年にロサンゼルス・フィルハーモニック首席ホルン奏者に就任、ソリストとしても世界各国で演奏してきた。所属オーケストラの公演の他にも、ソロ公演、コルバーン音楽学校や妻・ルーパルと共に設立した“Invested Musician”プログラムでの教授活動など、多忙な日々を送っている。ソリストとしてはこれまでに、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ベルリン交響楽団、メルボルン交響楽団などと共演。コロラド音楽祭、アスペン音楽祭、ミュージック・イン・ザ・ラウンド・フェスティバルでは、ソリストとして参加し、新作の初演も行う。ロサンゼルス・フィルハーモニックの室内楽シリーズに定期的に出演しており、ロサンゼルス・フィルハーモニック木管五重奏団の創設メンバーのひとりである。数多くの映画のサウンドトラックも演奏している。ベインは、世界中の様々な大学、音楽祭、マスタークラスなどで実力ある若手ホルン奏者と協力し、国際的なホルン奏者の教育と共同体意識の育成に情熱を注いでいる。
8歳からピアノで音楽づくりを始め、高校でホルンの音に心を奪われた。アデレード大学エルダー音楽院で、パトリック・ブリスランのもと音楽学士を取得。その後、シドニーではジェフ・コリンソン、ウィーンではヘクター・マクドナルドに師事。2003年、ドイツのカールスルーエで、ウィル・サンダースのもと室内楽の大学院課程を修了。PMFには2013年の初参加以降4回目の参加。