シカゴ交響楽団の首席クラリネット奏者。これまでにニューヨーク・フィルハーモニック(2013-14年シーズン)、メトロポリタン歌劇場管弦楽団(2003-11年)の首席奏者をつとめた。首席客演奏者としてサイトウ・キネン・オーケストラにも参加した。コロンビア大学、マネス音楽大学をはじめ、現在はデュポール大学で教鞭を執る。ソリスト、室内楽奏者としても積極的に活動し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアで幅広く演奏している。近年は、ファビオ・ルイジの指揮のもと、ソリストとして、PMFオーケストラ(11年)やメトロポリタン歌劇場管弦楽団(12年)とモーツァルトのクラリネット協奏曲を演奏し、クリスチャン・ナップ指揮、札幌交響楽団とコープランドのクラリネット協奏曲を演奏した。イーストマン音楽院を卒業後、ジュリアード音楽院を修了。その後、フルブライト奨学生としてベルリン芸術大学に留学し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の様々なメンバーと共演。1994年には、ブージー・アンド・ホークス/ビュッフェ・クランポン第1回北米クラリネット・コンクールでグランプリを受賞。PMFには2010年以降9回目の参加。