メトロポリタン歌劇場管弦楽団首席オーボエ奏者。就任以前はニューヨークで幅広く活動し、定期的にニューヨーク・フィルハーモニックでオーボエ及びイングリッシュホルンを演奏するほか、ニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団、アメリカン・バレエ・シアター・オーケストラ、ザ・ナイツでも演奏した。
ニューヨークに移る以前は、フロリダ管弦楽団で首席オーボエ奏者をつとめたほか、ニューワールド交響楽団、ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーでもあった。デトロイト交響楽団、ミルウォーキー交響楽団とは客演首席オーボエ奏者として共演。さらに、セントポール室内管弦楽団、国立芸術センター管弦楽団、ミネソタ管弦楽団にも客演した。
イーストマン音楽学校で学び始め、学士号を取得。同校卒業の際にはもっとも優れた演奏家として表彰された。その後はジュリアード音楽院で学び修士号を取得した。国際ダブルリード協会による隔年開催のヤング・アーティスト・コンクールで優勝したのち、2010年の同協会の年次総会ではソロリサイタルの機会が与えられた。また、ソリストとしてフロリダ管弦楽団とモーツァルトのオーボエ協奏曲を演奏。これまでにヴェルビエ音楽祭、タングルウッド音楽祭、メインリー・モーツァルト・フェスティバル、タホ湖音楽祭、サンバレー・ミュージック・フェスティバルなど、夏の音楽祭にも数多く参加した。もっとも影響を受けた指導者たちとしてネイサン・ヒューズ、リチャード・キルマー、ナンシー・アンブローズ・キングが挙げられる。PMFには初めての参加。