2000年からフィラデルフィア管弦楽団の首席ファゴット奏者をつとめる。前カーティス音楽院指揮科教授オットー・ウェルナー・ミュラーのもとで指揮を学ぶ。カーティス音楽院で多くの演奏会を指揮し、16年10月、ヴァージニア交響楽団に指揮者としてデビュー。PMF20回記念の09年、修了生で編成したPMFアニバーサリー・オーケストラとPMFオーケストラのジョイント・プログラムを指揮してデビューし、クリストフ・エッシェンバッハからは、「指揮者の新星」と評された。11年1月、札幌、浜松、東京で行ったPMF修了生によるPMFチェンバーオーケストラのツアーでは、前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者ペーター・シュミードルをソリストに迎えたモーツァルトのクラリネット協奏曲やベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」などを指揮し、好評を博した。近年は、ニューヨークのカーネギーホールの音楽教育プログラムをもとにしたPMFリンクアップ・コンサートや、PMFの創設者レナード・バーンスタインに焦点をあてたコンサートを指揮している。PMFへはアカデミー・メンバーとして1992、93、94年に参加。ファゴットの教授として、01年以降毎年PMFに参加しており、今回で19回目の参加。

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