ベルリオーズ作品をはじめとするロマン派のレパートリーの解釈に定評があり、ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニックといった世界一流のオーケストラを指揮している。幅広いレパートリーにより、メトロポリタン歌劇場、シカゴ・リリック・オペラ、パリ・オペラ座をはじめ、主要なオペラハウスに出演している。

教会合唱音楽の解釈がネルソンの音楽活動の中核でもあり、オランダ放送室内フィルハーモニーとハイドンの「天地創造」や、パリ室内管弦楽団とバッハの「マタイ受難曲」をふくめ、公演を収録したDVDシリーズを出している。

コスタリカで生まれ、ニューヨークのジュリアード音楽院で学ぶ。これまでに、インディアナポリス交響楽団、セントルイス・オペラ、ニューヨークのキャラモア音楽祭の音楽監督を歴任。1998年から2008年までは、パリ室内管弦楽団の音楽監督をつとめたほか、リヨン国立管弦楽団の首席客演指揮者、ナッシュヴィル交響楽団、ルイヴィル交響楽団のアーティスティック・アドバイザーをつとめた。

今後はボストン交響楽団、シンシナティ交響楽団、ストラスブール・フィルハーモニー国立管弦楽団、デンマーク国立放送交響楽団、ルツェルン交響楽団、シンガポール交響楽団、シドニー交響楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、サンパウロ交響楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団に出演予定。また、ネーデルランド・オペラと「トロイアの人々」「イドメネオ」を演奏する。

PMFには初めての参加。

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