ハインツ・コルは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を35年以上にわたってつとめ、その間、ズービン・メータ指揮、ライナー・キュッヒルとの共演でモーツァルトの「協奏交響曲」を演奏し、アンドレ・プレヴィン指揮、フランツ・バルトロメイとの共演でR. シュトラウスの「ドン・キホーテ」をCD録音するなどソリストとしても活躍してきた。「ドン・キホーテ」は小澤征爾指揮、ロストロポーヴィチとの共演でも演奏された。
2004年には、ウィーン・フィルのソリスト・シリーズとしてソロCDを録音。室内楽奏者としても活躍しており、1987年からキュッヒル・カルテットのメンバーとして、ウィーン楽友協会ホールでの定期公演をはじめ、海外ツアーも行っている。
教育者としては、PMFでの指導に加え、ニューヨークのマンハッタン音楽院でもマスタークラスを開いている。
コルはウィーン国立音楽大学でシュタインバウアー教授、サモヒル教授に師事し、75年、優等で卒業。トーンキュンストラー管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を経て、76年から80年にウィーン交響楽団の首席ヴィオラ奏者をつとめ、80年にウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ヴィオラ奏者に就任。17年9月をもって退任。PMFには93年以降7回目の参加。