オーストリア、ヴァイトホーフェン・アン・デア・イプス生まれ。1964年、ウィ-ン国立音楽アカデミー(現ウィ-ン国立音楽大学)に入学し、フランツ・サモヒルに師事。71年に20歳でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターに就任して以降、2016年までつとめた。ウィ-ン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、ウィーン交響楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、NHK交響楽団等やクラウディオ・アバド、カール・ベーム、レナード・バーンスタインらの指揮者と共演するほか数々のリサイタルや放送録音を行った。コンサートマスターとしての演奏活動のほか、キュッヒル弦楽四重奏団を結成し、その活動に対して、78年にオーストリア・モーツァルト協会から「フルーテンウア賞」を受賞。82年にはフランツ・サモヒルの後継者としてウィーン国立音楽大学教授に就任し、現在も後進の指導にあたっている。
01年、ウィ-ン・フィルハーモニー管弦楽団発足以来、現役のコンサートマスターとして初めてウィ-ン国立歌劇場の名誉会員に選ばれた。これまでの音楽を通じての様々な活動による貢献に対して、ウィーン・モーツァルト協会からモーツァルト解釈賞(1973)、ザルツブルク州知事から金功労勲章(1985)、オーストリア共和国からオーストリア名誉十字勲章(1988)ならびに大名誉勲章(1994)、10年には、日本政府から旭日中綬章が授与されている。PMFには93年以降12回目の参加。