現在世界でもっとも人気の高いバス歌手のひとりで、オペラやリサイタルなど、その類いまれな歌唱が知られている。
オペラでは、「ローエングリン」のハインリッヒ、「ワルキューレ」のフンディング、「神々の黄昏」のハーゲン、「トリスタンとイゾルデ」のマルケ王など、バス歌手のあらゆる役柄を演じており、最近は、ジェフリー・バレエとクリーヴランド管弦楽団の共同プロダクションの、オペラとバレエによる「青ひげ公の城」の世界初演に出演したほか、ミラノ・スカラ座の「ホヴァンシチナ」のイヴァン・ホヴァーンスキー公、ジュネーヴ大劇場の「ボリス・ゴドゥノフ」(題名役)、メトロポリタン歌劇場の「エレクトラ」のオレステース、ベルリン国立歌劇場の「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロを演じた。
ワレリー・ゲルギエフ、エサペッカ・サロネン、サイモン・ラトル、ダニエル・バレンボイムらとの共演でウィーン国立歌劇場、ネーデルラント・オペラ、ベルリン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、エクサンプロヴァンス、ヴェルビエ、ザルツブルク、ルツェルン、BBCプロムスなどに出演しており、これまで共演した指揮者、出演した歌劇場や音楽祭は列挙にいとまがない。
オペラ同様、コンサートやリサイタルにも定評があり、近年は、トーマス・ソンエデルガルト指揮、BBCウェールズ交響楽団、ヤネック・ネゼ=セガン指揮のロッテルダム管弦楽団、インゴ・メッツマッハー指揮NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団ならびにベルリン・ドイツ交響楽団と共演している。
2018-19のシーズン以降は、アン・デア・ウィーン劇場の「炎の天使」の異端審問官、マリインスキー歌劇場の「ニーベルングの指環」などに出演することが決まっている。コンサートへの出演は、スイス・ロマンド管、フィンランド放送交響楽団とショスタコーヴィチの交響曲第14番、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ヘレンハウゼン芸術祭(ハノーヴァー)、パシフィック・ミュージック・フェスティバルではマーラーの交響曲第8番への出演など。
録音も多数行っており、マリインスキー・レーベルでは、ゲルギエフ指揮による「ワルキューレ」、ドイツ・グラモフォンでは、ヤネック・ネゼ=セガンの指揮によるグノーの「ロミオとジュリエット」を録音し、サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演によるラフマニノフの「鐘」がEMIからリリースされた。また、カスパー・ホルテン監督の映画版「ドン・ジョヴァンニ(Juan)」にレポレッロ役で出演している。
サンクトペテルブルク国立音楽院のミンジルキエフ教授のクラスで学んだ。国際リムスキー=コルサコフ・コンクール(1998)ならびに第1回エレーナ・オブラスツォワ・コンクールに入賞、パルマで行われたマリア・カラス新ヴェルディの声国際声楽コンクールのファイナリストとなりディプロマが授与された。
PMFには初めての参加。