現在、国内外で最も注目されている若手ヴァイオリニストのひとりである。2019年の出光音楽賞受賞者であり、2013年8月、ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。1993年生まれ。宮城県多賀城市出身。06年、第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。2007年12月のデビュー以来、新日本フィル、読売日響、東響、東京フィル、日本フィル、大阪フィル、名古屋フィル、仙台フィル、札響、アンサンブル金沢等を含む各地のオーケストラと共演。共演指揮者にはゲルハルト・ボッセ、秋山和慶、井上道義、尾高忠明、小泉和裕、上岡敏之、下野竜也、山田和樹、川瀬賢太郎各氏などがいる。11年、12年、14年と「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」でストラヴィンスキー作曲「兵士の物語」に出演。「東京・春・音楽祭」、「ラ・フォル・ジュルネTokyo」にも招かれている。またリサイタルにも力を入れており、2017年より3年かけてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲を演奏するシリーズにも取り組んでいる。
現在、ウィーンにて研鑽を積みながら、ヨーロッパにおいても徐々に演奏機会を増やしており、ドイツ、フランス、スペイン、スイス、イタリア、チェコなどを訪れている。
これまでに勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。国内外の音楽祭でジャン・ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコの各氏のマスタークラスを受ける。
2014年にEXTONレーベルより無伴奏作品によるデビューCDをリリースし、2015年にはnascorレーベルよりブラームスのヴァイオリン・ソナタ集を、2017年11月にはEXTONレーベル第3弾となるバッハとバルトークの作品集をリリースした。
使用楽器は、所有者の厚意により貸与される1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。PMF2019の終了後、8月にはチェリストの横坂源とともに、札幌交響楽団とブラームスの二重協奏曲を演奏する。PMFには初めての参加。

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