2015年からアメリカのメジャー・オーケストラであるシンシナティ交響楽団とシンシナティ・ポップス・オーケストラのアソシエイト・コンダクターに就任した30歳の逸材。芸術性の高さや音楽への情熱が評価されている。現在の活動拠点であるアメリカでは、アリゾナ・オペラのアソシエイト・コンダクター、リッチモンド交響楽団のアソシエイト・コンダクターをつとめ、オペラやオーケストラ公演で活躍している。
10年にタングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー賞、13年にブルーノ・ワルター指揮者プレビュー賞、14年、15年、16年とショルティ財団キャリア支援賞を連続受賞。
2016年秋以降は、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ボイジー・フィルハーモニック、ウェストバージニア交響楽団、サウス・ベンド交響楽団にデビューする。17年にはアリゾナ・オペラで「ライダーズ・オブ・ザ・パープル・セージ」を世界初演する予定。
近年は、新日本フィルハーモニー交響楽団、インディアナポリス交響楽団にデビュー。アリゾナ・オペラで歌劇「カルメン」を指揮し、ツーソン交響楽団、フェニックス交響楽団、ヴァージニア交響楽団、シエラビスタ・シンフォニー、ソノラ・フィルハーモニーを指揮した。
東京で生まれ、17歳の時に単身渡米。インターラーケン芸術高校音楽科、ジョージア州のマーサー大学を卒業。アリゾナ大学でトーマス・コックレル、チャールズ・ボントレガーに学ぶ。09年、ロリン・マゼール主催の音楽祭「キャッスルトン・フェスティバル」にマゼール本人の招待を受けて参加。フェニックス・ユース・シンフォニーでは音楽監督をつとめ、在任期間中に、より意欲的なレパートリーを加え、ヨーロッパでも演奏するなど、同オーケストラの演奏シーズンを広げ、評価の向上に貢献した。
指揮をクリストフ・フォン・ドホナーニ、マイケル・ティルソン・トーマス、ヘルベルト・ブロムシュテットなどに師事。
PMFには、11年にコンダクティング・アカデミーに参加し、ファビオ・ルイジの指導を受け、PMFオーケストラの演奏でR. シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」を指揮した。PMF2016では、音楽祭のオープニング・コンサートの指揮者として、PMFオーケストラと共演する。

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