準・メルクルは、交響曲、オペラ両方のドイツ作品の核となるレパートリーの演奏者として、これまで高い評価を得ており、近年では精緻かつ独自なフランス印象派作品の解釈に評価が高まっている。ウィーン、ベルリン、ミュンヘンの国立歌劇場や、ドレスデン国立歌劇場と長く関わり、これまでにリヨン管弦楽団の音楽監督(2005-11)、ライプツィヒMDR交響楽団の首席指揮者(2012年まで)をつとめた。2014-15年、2015-16年シーズンは、バスク国立管弦楽団の首席指揮者をつとめる。
2014-15年シーズンはリヨン管弦楽団に再演するほか、オランダ放送フィルハーモニー、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団に出演する。
NHK交響楽団、水戸室内管弦楽団も多く指揮しており、国立音楽大学の招聘教授に就任。今年1月には読売日本交響楽団を初めて指揮した。
1996年には「神々の黄昏」でロイヤル・オペラ・ハウスに、99年には「イル・トロヴァトーレ」でメトロポリタン歌劇場にデビュー。東京の新国立劇場でのワーグナー「ニーベルングの指環」チクルス上演のほか、07年には、ドレスデン国立歌劇場と日本ツアー(「タンホイザー」)を行った。2014-15年は、ハンブルグとシンシナティで「フィデリオ」、ブダペストで「ばらの騎士」、東京で「イドメネオ」を指揮する予定。
ミュンヘンで生まれ、ハノーファー音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケ、グスタフ・マイヤーに学ぶ。86年にドイツ音楽評議会の指揮者コンクールで優勝。その1年後には、ボストン交響楽団の奨学金を得てタングルウッド音楽祭に参加し、レナード・バーンスタイン、小澤征爾に学んだ。ヨーロッパの歌劇場での出演を重ね、ザールラント州立劇場(1991-94)、マンハイム国立劇場(1994-2000)の音楽監督をつとめた。
PMFには、05年、08年に客演指揮者として参加し、13年に首席指揮者として登場。今回で4回目の参加となる。