ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団元首席クラリネット奏者のペーター・シュミードル氏が、2月1日にご逝去されました。PMFには1991年から2011年までの長きにわたりPMFウィーンの教授として21回参加し、その間、PMF首席教授、PMF芸術主幹、アーティスティック・アドバイザーなどを歴任し、当音楽祭の運営にも多大なご尽力をいただきました。
氏が指導したアカデミー生は、世界各国のオーケストラの首席奏者として活躍しており、その成長過程に大きな影響を与えるとともに、ソリストや室内楽奏者としての数々の演奏は多くの聴衆を魅了しました。コンサートホールにとどまらず大通公園など市内各会場で行うアウトリーチコンサートにも積極的にご出演いただき、札幌市民をはじめ多くの方々に広く音楽を届けてくださいました。
氏の限りないご功績に感謝し、ここに慎んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈り申し上げます。
 
2025年2月4日 PMF組織委員会