パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)の創設と発展に大きな役割を果たされたマイケル・ティルソン・トーマス氏が4月22日、81歳でご逝去されました。心より哀悼の意を捧げます。

1990年、レナード・バーンスタイン氏とともに初代芸術監督として札幌の地にPMFを誕生させ、この音楽祭の礎を築いた一人でした。バーンスタイン氏が急逝した後の困難な時期にも、PMFの創設期を支えていただきました。

1990年から2000年までの長きにわたり芸術監督をつとめられ、若き音楽家たちへの熱い指導を続けられました。1995年には、被爆50周年に広島で自作曲『しょうわ/ショアー』をPMFオーケストラと共に世界初演し、音楽による平和のメッセージを世界へ発信いただき、1999年には、世界中の修了生を集めた「PMFインターナショナル・オーケストラ」を指揮し、PMF10回記念を一緒に祝ってくださいました。2009年の20回記念の年のPMFオーケストラとの共演がPMFでの最後のコンサートとなりましたが、たくさんの感動の演奏と思い出が尽きません。

若手音楽家たちに伝えた音楽への情熱は、世界各地のオーケストラで活躍するPMF修了生たちの中に永遠に生き続けています。

私たちは、氏が音楽を通じて築かれた豊かな遺産と、その精神を胸に刻み、今後も音楽文化の発展と人材育成に努めてまいります。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

2026年4月24日 PMF組織委員会