神奈川県出身。東京藝術大学作曲科を首席で卒業し、同大学大学院修了。
作品のジャンルはオペラ、管弦楽、声楽、合唱曲など幅広く、作品に新しい息吹を吹き込む創意あふれる編曲にも定評がある。福田進一、藤木大地、福川伸陽、三浦友理枝、奥村愛など多くのソリストに楽曲提供をしており、共演ピアニストとしても評価が高い。
2001年デビューCD「SOLO」(アートユニオン)リリース。同CDの収録曲の楽譜集も出版。女声合唱組曲「5つのソネット」や宮本益光作詞による合唱組曲「あしたのうた」など楽譜も多く出版されている。2005年、日本を代表するクラシカル・サクソフォン奏者、須川展也からの委嘱により、「スロヴァキアン・ラプソディ〜サクソフォンとオーケストラのための〜」を作曲、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演(サントリーホール)で初演され、その後、須川展也のアルバムにも収録。また2009年ブラティスラヴァにても演奏され満場の喝采を浴びた。2006年自身初のオペラ作品《ヤマタノオロチ》を発表、日本経済新聞紙上などで絶賛される。その後も2006年管弦楽曲《刻の里標石(ときのマイルストーン)》(神奈川フィルハーモニー管弦楽団委嘱作品/2008年東京オペラシティコンサートホール開館10周年記念公演にて再演)、2012年「福島復興・復活オペラプロジェクト」オペラ《白虎》(第11回佐川吉男音楽賞受賞)、2013年管弦楽曲《Legends in the Sky》、2014年連作歌曲《二本の木》(王子ホール委嘱作品)、2015年合唱曲《地球をつつむ歌声》(NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)、2018年管弦楽曲《Sixteenth Montage》(セントラル愛知交響楽団委嘱作品)ほか、数多くの作品を発表。NHK2020応援ソング「パプリカ」の合唱編曲も手掛けている。
独自の視点・切り口で企画する公演やクラシック講座などのプロデュース力にも注目を集めており、王子ホール「銀座ぶらっとコンサート Caféシリーズ」(企画・ピアノ)、東京・春・音楽祭 「ベンジャミン・ブリテンの世界」(企画・構成)、「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」(作編曲・構成)を務めている。最新CDは2017年発売「PIANO COLOURS」(エイベックス・クラシックス)。2016年4月よりNHK-FM「鍵盤のつばさ」番組パーソナリティーを担当。2019年より長野市芸術館レジデント・プロデューサー、2022年よりひらしん平塚文化芸術ホール 音楽アンバサダーを務める。
Official Website www.masanori-music.com
このアーティストの出演公演
- 7月23日(日) 加藤昌則の“PMF”な音楽の授業(じかん)