今年の「PMFオーケストラ演奏会」は、すべてのプログラムでバーンスタインの代表的な管弦楽曲を演奏し、その魅力を紹介していきます。第一弾はバーンスタインの交響曲第1番「エレミア」。旧約聖書を題材とし、ニューヨーク・フィルでの鮮烈なデビューに前後して発表されたこの曲は、歴史や宗教などあらゆる分野に精通した彼の後の作品を彷彿とさせます。そして、シンプルながらマーラー独特の響きを堪能することができる「リュッケルトの詩による歌」。性格の異なる両曲を、ベルリン・フィルと共演するなど昨今オペラ、コンサート両分野で絶賛を集めるイスラエルのメゾソプラノ、リナート・シャハムが歌います。そしてメインにお贈りするのは、ダイナミックで劇的な展開にファンも多いチャイコフスキーの交響曲第4番。これら濃厚なプログラムを、バーンスタインを師として敬愛し、2年前のPMF初登場時の好演が記憶に新しい、首席指揮者ジョン・アクセルロッドがまとめあげます。

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