ヘニ・リー(ヴァイオリン、PMF2018)
ジウン・ユー(ヴァイオリン、PMF2019)
メアリー・ウンギョン・チャン(ヴィオラ、PMF2018)
ユギョン・マ (チェロ)
2020年5月に結成されたリーザス・カルテットの「リーザス」はラテン語で「笑い」を意味し、カルテットは世界中の聴衆に喜びと笑いをもたらすことをビジョンとしている。メンバーのヘニ・リー(ヴァイオリン)、ジウン・ユー(ヴァイオリン)、メアリー・ウンギョン・チャン(ヴィオラ)、ユギョン・マ(チェロ)は全員がソウル大学出身。学部課程修了後もアメリカとドイツで学び続け、メンバーそれぞれがインディアナ大学、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン、リューベック音楽大学、テキサス大学オースティン校で修士課程および上級演奏課程を修了した。カルテットはテキサス大学オースティン校でミロ・クァルテットに師事し、弦楽四重奏の修士プログラムを修了した。
21年に韓国のアンサンブルとしてはじめてフィショフ・ナショナル室内楽コンクールで全部門大賞およびシニア・ストリングス部門で金賞を受賞したことをきっかけに、アメリカのコンサートツアーを開催し、シカゴの弦楽器店ダーントン・アンド・ハーシュのサポートを受け、シカゴのガルネリホールで録音を行った。
22年にイタリアでツアーを行い、ウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで特別賞を受賞。同年、オハイオの第37回イエロースプリングス室内楽コンクールで第1位を受賞、さらにミュンヘンのARD国際音楽コンクールのセミファイナリストに選出された。23年、メルボルン国際室内楽コンクールで第3位と現代音楽解釈賞を受賞。最近では24年、第13回アートシルヴィア室内楽オーディションで特別賞を受賞した。
韓国でも精力的に活動しており、22年にデビューしたロッテコンサートホール、23年からはソウル芸術の殿堂などの著名な会場で定期的にリサイタルを開催しているほか、光州、釜山、大邱のホール、済州国際音楽祭、ソウルのハウスコンサートシリーズ、富川アートセンター、DMZ(非武装地帯)フェスティバル、ランデヴーフェスティバル、日新プリズムコンサートシリーズなどで演奏。韓国国内での演奏会はソウル芸術文化財団の支援により開催された。
コンクールのほか、22年にキジアーナ国際音楽フェスティバル&サマーアカデミー、マギル国際弦楽四重奏アカデミー(MISQA)に参加し、アルバン・ベルク四重奏団のギュンター・ピヒラー、ゲルハルト・シュルツ、ヴァレンティン・エルベンのほか、アルテミス四重奏団のハイム・ミュラーから指導を受け、音楽的な研鑽を積み続けている。
PMFにはリーザス・カルテットとして2回目の参加。
このアーティストの出演公演
- 7月24日(木) PMFホームカミング・オーケストラ演奏会
- 7月26日(土) ピクニックコンサート