ゲルゲリー・シュガーは、現在ウィーン交響楽団のホルン奏者をつとめる傍ら、グラーツ国立音楽大学では、1994, 96年にPMFに参加した際の教授であったギュンター・へーグナーの後任としてホルン科の教授として後進の指導にあたっている。このほか、ウィーン交響楽団の公式レーベル「VS」の録音を行う会社の取締役を5年にわたってつとめ、ウィーン・シンフォニー・ソサイエティの代表もつとめた。
94年から97年の間に参加したPMFでは、クリストフ・エッシェンバッハ、マイケル・ティルソン・トーマス、佐渡裕などの指揮者のもと演奏する機会に恵まれ、その経験は、その後のシュガーのプロの音楽家としてのあり方に大きな影響を与えた。
ハンガリーのブダペスト出身。ウィーン、ブダペスト、グラーツで学び、ブダペスト祝祭管弦楽団、マレーシア・フィルハーモニックを経て、ウィーン交響楽団に入団。
ウィーン交響楽団室内管弦楽団の指揮者、ホルン奏者、指導者として、楽都ウィーンでの多忙な日々を満喫している。