アリーア・ヴォドヴォゾーヴァ(フルート/PMF2017, 18)
フェルナンド・ホセ・マルティネス・サヴァラ(オーボエ/PMF2017, 19)
リアナ・レスマン(クラリネット/PMF2017, 18)
長谷川花(ファゴット/PMF2023)
ヘリ・ユー(ホルン/PMF2017)

2021年ドイツ経済芸術文化協会主催のコンクール「音と説明2021」優勝。19年、カール・ニールセン国際室内楽コンクール第2位入賞。24年ARDミュンヘン国際音楽コンクール 木管五重奏部門第2位ならびに聴衆賞受賞。19年、ベルリン・フィルハーモニーの室内楽ホールでデビューコンサートを開催。

17年、レナード・バーンスタインが札幌で設立したパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)で出会う。音楽への情熱的なこだわり、異文化交流、互いを尊重できる仲間たちから感銘を受け、バーンスタインの精神をヨーロッパに運ぶことを決心し、ベルリンでパシフィック・クインテットを結成。メンバーがホンジュラス、日本、ウクライナ/トルコ、韓国、ドイツ出身であるため、寛容であること、多様性を受け入れることに最も重きを置いて活動している。「これは暴力に対する私たちの応えだ-音楽をこれまで以上に激しく、美しく、献身的に奏でる。」というバーンスタインの言葉に影響を受け、異質なものを恐れ、固定観念に基づいて一様に非難する風潮が再び正当化されつつあるこの社会において、彼らは異なる文化、出自、そして伝統の持つ多様な豊かさを誰もが感じられるように、音楽という普遍的なコミュニケーションの手段を通して伝えることに注力している。

室内楽のほか、それぞれがケルンWDR交響楽団、デュッセルドルフ交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団でも活動している。

メンバーはハンス・アイスラー音楽大学ベルリン、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学ライプツィヒ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団カラヤン・アカデミーで学んだ。クリスティアン・ヴェッツェル、ニック・ドイチュ、クリスチャン=フリードリヒ・ダールマン、ヴェンツェル・フックスなど著名アーティストがアンサンブルに助言し、サポートしている。20年からハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで、マルティン・スパンゲンベルクに室内楽を学んだ。

PMFには木管五重奏団として23年以来2回目の参加。今回は、PMF修了生でバンベルク交響楽団で活躍する長谷川花がファゴット奏者をつとめる。

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