バーンスタインの夢、北海道の自然、
感動が結晶

北海道遺産になったPMF

次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれる「北海道遺産」。2018年11月1日、『PMF~豊かな風土に根差した世界につながる教育音楽祭』が北海道遺産として認定されました。

創設者レナード・バーンスタインの精神が宿る、札幌芸術の森・野外ステージでの「ピクニックコンサート」は、音楽と、人と、北海道の自然が溶けあうPMFの原風景と言えるもので、札幌の夏の風物詩にもなっています。道民の遺産としてふさわしい音楽祭であるよう、今後も努めてまいります。

北海道遺産

拝啓 レナード・
バーンスタイン 様

ご報告があり、手紙をしたためています。

国際教育音楽祭PMFが「北海道遺産」に選ばれました。

1990年の夏、クラシック音楽界のスーパースターのあなたが、
人生の最終章で北海道・札幌の地を選び、PMFを創設したことに心から感謝しています。

その後、確かな時を重ねながら、豊かな風土と溶けあい、今では毎年、たくさんの人が"音楽の夏"を待ち望んでいます。

季節は幾度となく巡り、時代は変わって今は21世紀です。あなたがアメリカ、ヨーロッパ、アジアの世界の三極で構想した
若い音楽家を育てる3つの音楽祭は生き続けています。

PMFは30回記念を迎えます。スポンサーをはじめ多くの方のあたたかいご支援のおかげです。

Pacific(英語で「太平」「平和」の意)という言葉に込められた、あなたの想いと情熱をしっかりと受け継ぎ、
これからもPMFは世界中の才能ある若手音楽家の教育を通じてHarmony of Peace(平和の響き)を奏でていきます。

どうか私たちのことを、ずっと見守っていてください。お願いします。

敬具

バーンスタインの写真
写真:ペンと便箋
写真:PMFの様子

北海道遺産