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PMF Founded by Leonard Bernstein PMF MUSIC PARTNER
2025年10月 - vol. 121
 
PMF2025ご支援の御礼

今年も残すところ2ヵ月半を切りました。今夏のPMF2025の開催にあたりましては、多くの企業や団体、フレンズ会員をはじめ個人の皆様から多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
おかげさまで節目となる35回記念の事業を成功裡に終えることができました。
5年の歳月を要しましたが、PMF2025は、新型コロナの影響で52人まで減ったアカデミー生を100人規模に戻し、PMFオーケストラが復活を遂げた記念すべきシーズンとなりました。

PMF2025ご支援の御礼

さらに、記念事業として修了生を中心に結成したPMFホームカミング・オーケストラも私たちに大きな希望を与えてくれました。教育は人に感動をもたらし、感動は時を超えて人を育てます。
PMFは歴史と未来が共存する、かけがえのない教育事業です。
次の目標となる40回記念の大きな感動に向けて、今後も変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

公益財団法人 パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会
【ご逝去】当財団の会長・前理事長 上田文雄さん

前札幌市長で、当財団の会長・理事長として音楽文化の振興に多大なるご尽力を賜りました上田文雄さんが9月18日にご逝去されました。
温厚でユーモアあふれるお人柄、いつも未来を見据えるご指導は、関係者一同の心に深く刻まれています。これからもPMFと、その修了生が活躍する札響を見守り、応援してくださるよう願っております。
上田会長のご功績に感謝し、ここに慎んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈り申し上げます。

ミュージック・パートナーの読者でもあった上田文雄さん。 2017年3月には「PMFの魅力を語るリレーエッセイ」に ゲストとしてご登場いただきました。PMFへの熱い想いを綴ったエッセイはアーカイブページでご覧いただけます。
公式ウェブサイトで公開中!写真で振り返るPMF2025
 
 

PMF2025 オフィシャル・サポート(ご報告)

「オフィシャル・サポート」は個人の皆様に1口(1,000円)単位でご支援いただく寄付金です。
PMF2025アカデミー・オーディションには世界70ヵ国・地域から1,344人が応募し、合格した23ヵ国・地域出身の95人で“第35期”のPMFオーケストラを結成しました。95人中91人が海外からの参加となり、皆様のご寄付はアカデミー渡航費(約4,300万円)の一部として、全額を使わせていただきました。今年もあたたかいご支援を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。

PMF2025 オフィシャル・サポート(ご報告)
 
PMFオフィシャルサポート(個人寄付)の状況
 
バーンスタイン音楽の旅

PMFの創設と同じく1990年からクラシック音楽に関する執筆を始め、音楽評論家・著述家として活躍中の山田治生さん。「音楽の旅」はレナード・バーンスタインの大ファンが“伝道師”として彼の人生と音楽を紹介するミュージック・パートナーの連載企画です。
今回のテーマはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。山田さんの小気味よいエッセイと選曲の妙で“神に愛されし”作曲家と指揮者の物語をお楽しみください!

お願い

音源は無料試聴サービス(各トラック冒頭30秒・連続最大15分まで)です。機種や環境によっては、ご利用いただけない場合があります。あらかじめご了承ください。
制限なしで楽曲を楽しみたい方には、有料の会員登録(月額2,035円)をおすすめします。

Journey 7

バーンスタインのモーツァルト

My favorite 心に響く、本命の1曲

モーツァルト ミサ曲 第18番 ハ短調「大ミサ曲」 K. 427

作曲家をベートーヴェン・タイプかモーツァルト・タイプかで分けるとすると、バーンスタインは断然モーツァルト・タイプであったと思う。ベートーヴェンのように艱難辛苦して一つの主題を展開させ(まさに「主題労作」して)、音の構築物を作り上げていくのではなく、モーツァルトのように次々とわき出てくる楽想をまとめていくような作曲家であり、一人でどこかに籠って創作に励むというより、振付家のジェローム・ロビンスや作詞家兼作曲家のスティーヴン・ソンドハイムらと「ウエストサイド・ストーリー」を作ったように、みんなとワイワイやりながら即興を交えて創作していくクリエイターであった。そして、いたずら好きなところもモーツァルトに似ている。
指揮者としても、バーンスタインは、モーツァルトと相性が良かった。バーンスタインが1966年にウィーン・フィルとまず録音したのはモーツァルトのピアノ協奏曲第15番と交響曲第36番「リンツ」であった。
ここで紹介するモーツァルトのミサ曲ハ短調K. 427の録音は、バーンスタインの死の半年前、1990年4月に、ドイツ・バイエルン州のチェコ国境に近いヴァルトザッセンという小さな町の修道院の聖堂で行われた。バーンスタインにとって初レパートリーであったと同時に、最後のモーツァルト録音となった。
共演は、バイエルン放送交響楽団と同合唱団。バイエルン放送合唱団は世界最高レベルのプロの合唱団であり、バーンスタインは、この合唱団が気に入り、晩年にこのモーツァルトのミサ曲ハ短調のほか、モーツァルトの「レクイエム」、ハイドンの「戦時のミサ曲」、ハイドンのオラトリオ「天地創造」、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」などで共演している。この録音でも、響きの良い聖堂での、素晴らしい合唱を聴くことができる。
ミサ曲ハ短調は、モーツァルトがコンスタンツェと結婚できたことへの、神への感謝として作曲したものであり、1783年の初演でコンスタンツェが独唱を務めたこともあり、ソプラノのソロは特に魅力的に書かれているが、この録音でのソプラノ独唱のアーリーン・オジェーの澄んだ声での歌唱が本当に素晴らしい(とりわけコンスタンツェのために書かれたといわれている「エト・インカルナトゥス・エスト(主は聖霊によって受肉され)」は聴きもの)。なお、オジェーはこの録音の3年後、53歳の若さでこの世を去っている。
バーンスタインの指揮も死の半年前とは思えない充実ぶりである。

Variations おすすめ4選。達人の140字解説で名演の“聴きどころ”をチェック!
モーツァルト レクイエム ニ短調 K. 626
写真:山田治生さん バーンスタインにとって唯一のモーツァルトの「レクイエム」の録音。晩年のバーンスタインのスタイルともいえる、沈鬱で重々しく、ドラマティックな演奏。この演奏は録音の10年前(1978年)に亡くなった妻フェリシアに捧げられ、オリジナルのアルバムのジャケットには彼女の写真が使われている。
 モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス K. 618
写真:山田治生さん モーツァルトが死の半年前(1791年6月)に作曲したモテット。バーンスタインは、1990年4月に上述のミサ曲ハ短調とともに、バイエルン放送響&同合唱団とこの小品を録音した。人間的で温かく、澄んだ音楽。最晩年のモーツァルトが、そして、最晩年のバーンスタインが達した至高の境地が示されている。
モーツァルト 交響曲 第40番 ト短調 K. 550
写真:山田治生さん 1980年代、晩年のバーンスタインはウィーン・フィルとのモーツァルトの交響曲の録音に取り組んでいた。この第40番では、ドラマティックではあるが、粗野になることなく、気品のある演奏が繰り広げられている。バーンスタインの人間的な温かみとウィーン・フィルの優美な音色との見事な融合。
モーツァルト ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K. 450
写真:山田治生さん 1966年、バーンスタインは、ウィーン・フィルとの最初の録音でモーツァルトのピアノ協奏曲第15番と交響曲第36番「リンツ」を選び、最初のリハーサルの際に「これはあなたたちのモーツァルトです。私はあなたたちから何かを学ぶことができればいいと思っています」と語りかけた。音楽の喜びが伝わってくる共演。
写真:山田治生さん 山田 治生Haruo Yamada

Twitter:@yamadaharuo1964

ウェブサイト:Webマガジン「ONTOMO」 音楽っていいなぁ、を毎日に。

京都市生まれ。1987年、慶應義塾大学経済学部卒業。バーンスタインの生演奏が聴きたくて単身ニューヨークに。PMFの創設と同じく1990年からクラシック音楽に関する執筆活動を開始。著書に「レナード・バーンスタイン ザ・ラスト・ロング・インタビュー」や小澤征爾の評伝である「音楽の旅人」、「いまどきのクラシック音楽の愉しみ方 / ツイッター演奏会日記」(以上アルファベータ)、「バロック・オペラ」(新国立劇場情報センター)ほか。バレエやミュージカルなどの舞台にも精通。趣味はヴィオラ演奏(最近、弾いていません。)、朝の連続ドラマ鑑賞、SNS投稿。

ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)とは

クラシックに特化した定額制のインターネット音楽配信サービスです。
豊富な楽曲データとクリアな音質のNMLならば、秋の夜長にモーツァルトを存分に楽しめます。まずは1ヵ月(月額1,850円+税)ぜひお試しください!
NAXOS MUSIC LIBRARY
 
 

季節の変わり目に!芸術の秋も活躍する
PMFオリジナルTシャツ

 
季節の変わり目に!芸術の秋も活躍する PMFオリジナルTシャツ

日本の歴代最高気温が次々と更新された2025年の夏。10月に入り、ようやく秋の訪れを感じるようになりました。季節の変わり目や室内外の寒暖差があるときに便利なのがTシャツです。
PMFのTシャツは開催期間中に販売する公式グッズとして企画していますが、地球温暖化の影響からか近年はシーズンを問わずご注文いただくようになりました。
これからの季節はジャケットなどを重ねて着る「レイヤードスタイル」で活躍します。おすすめは芸術の秋にぴったりなモーツァルトのTシャツ。
生地色のバーガンディはブルゴーニュ(フランス語)の英名で、“ワインの王様”と称されるブルゴーニュ地方で作られるワインの色に由来しています。11月に解禁するボージョレ・ヌーヴォー、そして芸術の秋も、PMFのTシャツでおしゃれを楽しみましょう!

これからの季節は「レイヤードスタイル」でおしゃれに!芸術の秋も、PMFのTシャツ
Tシャツ(各種) 1枚 2,000円(税込・送料サービス) PMFフレンズ(賛助会員)1,500円 楽器刺繍ポロシャツ  残りわずか 1枚 3,500円(税込・送料サービス) PMFフレンズ(賛助会員)3,000円

ご注文は「PMF公式グッズWEBページ」からメールで承ります。

 
 
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