世界62ヵ国・地域の若手音楽家1,123人が挑んだ今年のオーディション。審査の結果、北海道出身者3人を含む85人が合格し、PMF2024オーケストラ・アカデミー・メンバーが決まりました。
オーディションを突破した世界の若手音楽家で結成するPMFオーケストラは、レナード・バーンスタインの「夢と情熱」、彼の願いである「音楽と平和」を体現する音楽祭の主役です。
クラシック音楽には高い演奏技術や幅広い経験などが必要なことから、それらを直伝し、後世に残していこうとする強いエネルギーが生まれます。この情熱が教育の原点であり、師弟関係のような系譜によって、伝統は何世紀にも亘り受け継がれています。
この「垂直方向」の音楽教育に、バーンスタインが国や言葉、文化といった壁を取り払い、多様性を積極的に取り入れたことで、クラシック音楽の可能性は「水平方向」にも広がりました。
PMFオーケストラはバーンスタインによるイノベーションであり、PMFオーケストラは国際教育音楽祭PMFの原点です。

哲学者で教育者の森信三（1896-1992）の言葉です。

7月5日、合格した85人が札幌に集合し、席次を決めるシーティングオーディションを経てPMFオーケストラを結成します。
切磋琢磨しながら、ともに音楽をつくる過程では、国や言葉、文化の違いが幸運だと感じる瞬間があるでしょう。
見知らぬ人が生涯の友になる。彼らがPMFに参加して、PMFの仲間と出会って本当に良かったと思えるように、主催者として力を尽くしてまいります。

PMFで出会う仲間と交流し、憧れのウィーン・フィルやベルリン・フィルなどの教授陣から指導を受け、アカデミー生たちは高みを目指します。その情熱、その向上心が響き合うPMFオーケストラの演奏は教育の成果であるとともに、クラシック音楽ファンを魅了するエンターテインメントです。
ぜひ、PMF2024の会場に足を運び、彼らの演奏を聴いていただきたいと思います。どうぞご期待ください！

世界最高峰のオーケストラとして有名な、ウィーン・フィルやベルリン・フィル、アメリカ名門楽団のメンバーで構成。期間中は楽器ごとにアカデミー生の演奏指導を行い、本番ではプレイヤーとして共演します。

音楽に一意専心するアカデミー生たちの成長を感じながら、その晴れ舞台を応援するPMFオーケストラ演奏会。さらには、ウィーン・フィルやベルリン・フィルをはじめ一流の音楽家によるコンサートなどを“お得に”お楽しみいただける賛助会員制度です。皆様の会費はPMF2024の開催に役立てられます。
3月15日から「PMF2024フレンズ」の受付がスタートしました。ご入会いただきますと、コンサートチケット15％OFFなどの会員特典があります。
PMFフレンズはシーズン毎に募集するため、継続などに縛りがないこともポイント。「心躍る、音楽の夏」を一緒に楽しみませんか？ 皆様のご入会をお待ちしております！

ご入会の方法（継続・新規・再入会）

プロを目指す世界中の若い音楽家にチャンスを与え、クラシック音楽の未来を創るために、PMF組織委員会ではアカデミー生の数を100人規模にすることを目指しています。
オーディションの結果、今年は昨年より11人多い85人が合格しました。アカデミー関係の経費ですが、渡航費だけでも、現在の為替レートで1人あたり45万円（3,000ドル）程度必要になります。また、PMFオーケストラが練習と本番で使用するレンタル楽譜などの教材費として100万円程度が必要です。
PMFの運営はコロナ禍によるスポンサーの減少に円安と物価高騰が追い打ちをかける苦しい状況となっております。
「オフィシャル・サポート」は音楽祭の主催者である当財団が募集し、個人の皆様から直接ご寄付を賜る「公式の募金活動」です。
外部委託ではないため、寄付金に手数料やサイト利用料は発生しません。目標額は400万円、その全額をPMF2024で学ぶアカデミー生のために使わせていただきます。2024年10月頃、使途をご報告いたします。
国際教育音楽祭PMFは、世界の若手音楽家でPMFオーケストラを結成することから始まります。あたたかいご支援を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

公益財団法人 パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会