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1990年から2023年までにPMFで学んだ若手音楽家は、世界78ヵ国・地域から延べ3,800人。修了生たちがPMFの「過去」「現在」「未来」について語るコーナーです。
オーディションに合格し、アカデミー生としてPMF2023に参加した印象はいかがでしたか? 思い出に残るエピソードなどがあれば教えてください。
世界中から集まった同世代の音楽家との交流が一番の経験でした。PMFのボランティアさんが日本文化に触れる機会をたくさん提供してくださいました。日本人としても経験したことがないものが多く、海外からのアカデミー生もとても楽しんでいました。 思い出に残っているのは室内楽です。モーツァルトの弦楽四重奏「春」に取り組んだのですが、メンバーの最年少はなんと19歳!フレッシュなアイデアに溢れたリハーサルでは多くのことを学びました。札幌市内で2回、違うコンサートで全楽章を弾く機会をいただけたことも、とてもありがたいことでした。
設立100年を迎えたベルリン放送交響楽団でのキャリアがスタートしたそうですね! PMFでの経験は井上さんの今の生活やお仕事にどのような影響を与えていますか?
オーケストラというのは、もちろん団それぞれに個性があります。その中でも国によるカラーの違いは大きいです。PMFのファカルティ(教授陣)はウィーン、ベルリン、アメリカの素晴らしいオーケストラ奏者の方々でしたが、演奏スタイルだけでなく、アカデミー生にどういう指導をするのか、またリハーサルにどういう姿勢で臨み、指揮者とどんなコミュニケーションをするのか、という点に少しずつ違いがありました。そして今、自分自身がプロとして活動するために、見習わないといけないと思うことが多かったです。
修了生の一人として、PMFにはどんな音楽祭であってほしいですか? PMF2024オーディションを受付中です。挑戦する音楽家に応援メッセージもお願いします!
これからも変わらず、若手音楽家に経験と感動を与えてくれる世界有数の音楽祭であってほしいです。受験生の皆さん、PMFでは忘れられない体験ができると思います!頑張ってください。
井上 祐吾(Yugo Inoue) 東京藝術大学、同大学院を経て、ドイツのデトモルト音楽大学の国家演奏家資格課程に在学中。これまでにソリストとして梅田俊明、トレヴァー・ピノックの各氏と協奏曲を共演。 ケルンWDR交響楽団のアカデミー生としても研鑽を積んだ。ヴィオラを安藤史子、百武由紀、市坪俊彦、Veit Hertensteinの各氏に師事。 趣味 お気に入りのポッドキャストを聴きながら料理をすること。特技はマラソンです。
年末年始もPMFで音楽を楽しもう! フォトギャラリーとコンサート映像
現在、公式ウェブサイトではPMF2023を振り返るフォトギャラリーとコンサート映像を公開中です。映像はアカデミー生たちの個性や楽器の魅力が光る室内楽をメインに編集。PMF2024の開幕直前までシリーズでお届けします。この年末年始に、ぜひチェックしてみてください!
修了生を中心としたユニットによる
PMFクリスマスコンサートを開催!
AOAO SAPPORO(アオアオ サッポロ)は、今年の7月にオープンした“都市型水族館”です。幻想的な空間でクリスマスをテーマにした演奏をお楽しみください!
※別途入館料が必要です。ご予約は不要で、どなたでもご参加いただけます。
読者プレゼント オリジナルCDを抽選で20名様に!
PMFオーケストラの情熱あふれる演奏と会場の臨場感を記録したオリジナルCD(非売品)が完成しました。卓上カレンダーとセットで20名様にプレゼントします! 応募条件を確認のうえ、1月4日(木)必着でご応募ください。
応募締切 2024年1月4日(木)
件名「読者プレゼント」
① お名前 ② 郵便番号 ③ ご住所(プレゼントのお届け先) ④ 電話番号 ⑤ 2024年11月に創刊10年となる、ミュージック・パートナー(月刊メールマガジン)にメッセージをお願いします。
上記5つ(応募条件)をご記入のうえ、 musicpartner@pmf.jp にメールでご応募ください。
※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。 ※ご応募いただいた方の個人情報は、抽選および発送以外には使用しません。
ハーモニー・オブ・ピース(Harmony of Peace)は、PMF組織委員会が1993年から録音・制作しているオリジナルCD(非売品)のタイトル。 音楽祭の名称となっているパシフィック(Pacific)という言葉には「太平、平和」の意味がある。
見知らぬ人が生涯の友になるPMFでの出会い。同じ夢や目標をもつ、国も言葉も違う若者たちが切磋琢磨し、PMFオーケストラとして奏でる音楽がハーモニー・オブ・ピース(平和の響き)。
公益財団法人 パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会