PMF Founded by Leonard BernsteinPMF MUSIC PARTNER 2020年2月号 vol. 64
 
新型コロナウィルスへの対応について/(公財)PMF組織委員会では、PMF2020を予定通りの開催に向けて準備を進めております。今後の動向によっては、開催内容の変更等の可能性がありますので、注意深く情報を収集し、適切に対応してまいります。皆さまには、適宜、情報をお伝えいたします。
 

“持ち歩くスケチラ”作りました。
【予告】PMF公式アプリ誕生!

ミュージック・パートナー読者の皆様にいち早くお知らせします。
PMFの期間中に開催するコンサートやアーティスト情報などを掲載するスケジュールチラシ(通称:スケチラ)。
このたびスマホアプリを企画・制作しました!ダウンロード開始は3月2日(月)を予定しています。
“持ち歩くスケチラ”をコンセプトに3つの機能に特化したシンプル設計です。内容を簡単にご紹介します。

PMFのスケジュールをアプリで持ち歩こう!(PMF公式スマートフォン専用アプリ)/いつでもどこでも気軽にPMFのスケジュールが確認できる! 通勤途中や外出先でコンサート情報などを確認したいというニーズにお応えし、手軽にPMFのコンサート情報をチェックできるスマートフォン専用アプリを作りました。ぜひ、お手持ちのスマートフォンにダウンロードしてご活用ください!/【機能1】気軽にスケジュール確認 公式ウェブサイトとデータ連動し、コンサートに関する最新の情報をご確認いただけます。オーケストラ、室内楽など、種類で絞り込んで検索することもできます。詳細ページからは、プログラムの無料試聴やチケット購入サイトに移ることもできます。/【機能2】聴きたい!リストを作成 スケジュール一覧からお気に入りのコンサートを選びタップするだけで、「聴きたい!」リストに追加されます。自分だけのオリジナルリストを作ってみてください。また、せっかく行くつもりだったコンサートに“行きそびれる”ことがないよう、前日正午に予定をお知らせするリマインダー機能も搭載。/【機能3】お知らせ 急な変更など重要なお知らせをリアルタイムで発信します。気になるコンサートの最新情報をお見逃しなく!

ダウンロードは無料。ユーザーから届くお声も反映しながら、今後のバージョンアップも予定しています。PMF公式アプリを一緒に育てましょう!

 

国際教育音楽祭PMFにとって一世一代の大舞台!
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」
おすすめポイント

音楽祭にとって初の本格オペラとなるモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」。間違いなくPMF2020のイチオシ公演であり、ハイライトです!
PMFでは過去に演奏会形式のオペラは何度も上演しています。ファンの皆様の記憶に新しいのは25回記念の「ナクソス島のアリアドネ」でしょう。出演者の熱演が大好評を博しました。

写真:ナクソス島のアリアドネのポスター

今年の夏、PMFのオペラはバージョンアップします!現時点で“一世一代の大舞台”と表現しても過言ではない、企画の実現を後押ししたのは、芸術監督ワレリー・ゲルギエフの教育に対する熱意と札幌文化芸術劇場 hitaruの誕生です。

写真:PMFオーケストラ/hitaru/ワレリー・ゲルギエフ
PMF×ゲルギエフ×マリインスキー劇場による「ドン・ジョヴァンニ」おすすめポイント/PMFとゲルギエフが企画した、他にない・二度とない“完全オリジナル”の公演です。/サンクトペテルブルクを本拠地とする名門マリインスキー劇場の”引っ越し公演”です。/初の本格オペラは国際教育音楽祭PMFにとって“究極の音楽教育”です。

チケットはSS席からC席までの5種類(D席はU25のみ)。料金は必ずしも安くありませんが、この感動は“永遠のレガシー”となって、ずっと生き続ける心の宝物になるはずです!

歌劇「ドン・ジョヴァンニ」

チケットを少しでも安く・座席も選べる・送料無料!
PMF2020 フレンズ(賛助会員)

年会費    3,000円(税込)
会員先行予約 4月5日(日)10:00〜

PMFフレンズ(賛助会員)

写真:PMFフレンズパンフレット

あたたかいサポートの実績で「税額控除」まで、あと一歩!
PMF2020 オフィシャル・サポート(個人寄付)

モーツァルトが「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したのは1787年。以来、傑作オペラとして世界中の人から愛され、多くの音楽家によって命を吹き込まれ、今日まで受け継がれています。音楽教育もまったく同じです。人の命は有限でも、音楽の命は時を超えます。現代のあらゆる英知を結集しても、私たちは「ドン・ジョヴァンニ」のように230年も生きることはできません。

写真:個人寄付申込書

しかし、クラシック音楽は教育によって何百年も命をつなぐことができます。レナード・バーンスタインが創設したPMFはクラシック音楽を奏でる未来の才能を発掘し、育てる教育音楽祭。PMF2020で学ぶ若い音楽家たちをサポートすることはコンサートで教育の成果を楽しむとともに、クラシック音楽に新しい命を吹き込むことにほかなりません。皆様のあたたかいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

“オフィシャル・サポート”の特長/【特長1】税控除の対象となり、1口1,000円から応援できる個人寄付です。Tips:皆様がもっと寄付金税制の優遇を受けられるように「税額控除対象法人」を目指して内閣府に申請します!/【特長2】今シーズンの使途は“究極の音楽教育”となるオペラです。 Tips:オペラは札幌公演のみですが、今後の皆様の応援によっては「ドン・ジョヴァンニ」の本番を映像や音源で記録し、成果や感動をデジタル媒体で共有できる可能性が広がります。あたたかいサポートをよろしくお願いいたします。/【特長3】10口(10,000円)以上の方には“チケット最優先予約の権利”を別途ご案内します。Tips:PMFフレンズよりも早く全公演・全席種のチケットをご予約いただけます!もちろん座席の選択OKです。ご購入枚数・セット数の制限もありません。
PMFオフィシャル・サポート(個人寄付)
 
人気コーナーが不定期で復活! World Voice vol.14 世界で活躍するPMF修了生から届く声

1990年から2019年までにPMFで学んだ若手音楽家たちは、世界77ヵ国・地域から延べ3,600人以上。「ワールド・ヴォイス」は修了生がPMFの過去・現在・未来について語るコーナーです。

ミリアム・キャリアー さん
PMF2003、2019
出身国:カナダ  カナダ
所属:イル・ド・フランス国立管弦楽団
楽器:クラリネット
写真:ミリアム・キャリアー さん
過去 オーディションに合格し、アカデミー生として音楽祭に参加した当時のPMFの印象や心に強く残っていることは。
写真:ミリアム・キャリアー さん 私はカナダのモントリオール出身です。音楽を学ぶため2000年にドイツに渡り、その後はフランスで仕事をしています。PMF2003にアカデミー生として参加したことは、自分の勉学におけるハイライトのひとつです。他のユースオーケストラにも加わりましたが、教授陣や指揮者の顔ぶれを考えても、アジアに行ったことがなかったことからも、私にとってPMFは名誉なことでした。合格通知を手にした時、それはもう興奮しましたね。何と私はベルナルト・ハイティンクとマーラーの9番を演奏するチャンスに恵まれました!マエストロの音楽性と人間性には心を打たれました。私が奏でた小さなEbクラリネットの演奏に、彼が微笑みかけてくれたことを一生忘れません。
ウィーンのワルツを正しく演奏することをウィーン・フィルの先生たちから学ぶ機会もありました。また、PMFは日本という国を知る素晴らしいきっかけになりました。
現在 30回記念のPMF2019に修了生として参加し、記念碑的な演奏となったエッシェンバッハ指揮のマーラー8番に出演したときの感想を教えてください。また、この経験はプロの音楽家として活躍する現在のあなたに、どのような影響を与えていますか。
写真:ミリアム・キャリアー さん 2019年、私にはPMFの30回記念でマエストロ・エッシェンバッハとマーラー8番を演奏するために招かれるという、もっと名誉なことが訪れました。16年ぶりの札幌に滞在中、教授陣や才能あふれる若い音楽家たちとこのプロジェクトを共有できたことは感動的で非常に価値あることでした。以前にも増して音楽祭が活気づいていて、多くの才能を惹きつけていることを知って嬉しかった。自分が指導する側になっていたのも面白かったですね。1週間の出来事でしたが、とても強烈でした。
マーラー8番を演奏するとオケが熱狂するのは、私の職場であるパリのイル・ド・フランス国立管弦楽団でも全く同じです。やる気いっぱいの若い音楽家と演奏するのと、何年もプロでやっている楽団員と演奏するのは同じではありませんが。私が思うに、我々の職業において音楽家が幸せであるためには、1音1音をいきいきと奏でて愛し、瞬間瞬間に精魂を込めて演奏し、全力を尽くすことである、と。
このことを念頭に置いたうえで、若い音楽家と気持ちが通じ合うのは本当に素敵なことです!
未来 創設者バーンスタインの思いと情熱を理念に、これからもPMFは世界の若手音楽家にチャンスを与えながら、教育活動を通じて世界の楽壇に貢献していきたいと考えています。PMFにはどんな音楽祭であってほしいですか。
写真:ミリアム・キャリアー さん PMFとバーンスタインのビジョンが、とこしえに続きますように!何も変える必要なんてないです。PMFは完璧ですから。修了生として私が望むことは、影響力のある人たちが、この音楽祭がベストであるように様々な手段・手法を駆使しながらPMFの理念や展望を多くの人と共有し続けてほしい、ということです。
PMFの教育が高い評価を受けているのは、国や地域を越えて、若い音楽家に“最高のセミプロ体験”を提供できる点にあります。音楽に翻訳は不要です。音楽は私たちが良いところを持ち寄り、私たちがひとつになれる世界共通の言葉だから。世界中から集まる若者たちが音楽で深くつながり、音楽という同じゴールに一意専心する。そして、音楽で人々が心から感動する…この上なく素晴らしいことですね。

Myriam Carrier(ミリアム・キャリアー)
モントリオールのマギル大学でロバート・クロウリー、ミシェル・ドゥミシエルに師事。その後、ドイツのカールスルーエ音楽大学でヴォルフガング・マイヤーの指導のもと大学院課程を修了。
2003年からイル・ド・フランス国立管弦楽団の副主席クラリネット奏者をつとめる傍ら、シュトゥットガルト放送交響楽団、フランス国立管弦楽団、パリ室内管弦楽団、ケベック交響楽団など欧米の様々なオーケストラと定期的に演奏。 室内楽奏者としても定評があり、これまでにラジオ・フランスで放送されたほか、フィルハーモニー・ド・パリのオープン記念シリーズにも出演した。
近年はロンドンを本拠地として活躍するピアニストのニール・ドゥプレーズとデュオを結成するほか、シャリュモーならびにバロック・クラリネット奏者としても積極的に活動している。

趣味
2006年から始めた合気道です。この夏、三段に挑戦します!

 

審査終了!PMFオーケストラの椅子は72席
アカデミー・オーディション申込概況

写真:PMFオーケストラ

1月16日(日本時間正午)で募集を締め切ったアカデミー・オーディション。簡単に概況を報告します。
受験者(総数)は世界68ヵ国・地域出身の1,212人で、PMFオーケストラの募集人数72人に対する倍率は約17倍となりました。楽器別で高倍率なのはフルート、クラリネット、トランペット。中でもトランペットは2019年と比較して約3割アップです。昨年と同様に受験者はアメリカ、日本、韓国の順で多いのが特徴ですが、ヨーロッパとアジア各国からの受験者数が伸びています。
この夏、PMF2020に参加するアカデミー生やアーティストも、コンサートを鑑賞してくださるファンの皆様も、心から楽しめるクラシック音楽の祭典になるよう、主催者として全力を尽くしてまいります。

図:地域別受験者数(2020年)
PMF2020 オーディション
 
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