PMF Founded by Leonard BernsteinPMF MUSIC PARTNER 2017年8月号 vol. 34
 
PMF2017をご支援してくださった皆様へ

創設から28回目となりましたPMF2017は、8月1日(火)のPMFオーケストラ東京公演をもちまして無事終了しました。
PMF2017を開催するためにご支援くださったスポンサー各社様、音楽祭をあたたかく応援してくださったPMFフレンズ(賛助会員)の皆様、アカデミー生の教材費を資金援助してくださったPMFオフィシャル・サポート(個人寄付)の皆様、そして、会場に足を運んでアカデミー生たちの演奏を聴いてくださった皆様に心から御礼を申し上げます。
2018年はレナード・バーンスタイン生誕100年記念、2019年は30回記念と、PMFは“大切な節目”を迎えます。これからも創設者の想いと情熱を受け継ぎ、若手音楽家の育成とクラシック音楽文化の普及・発展に貢献してまいる所存でございます。
今後も変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

PMF2017の様子

公益財団法人 パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会

 

PMF2017に参加した
日本人アカデミー生(4名)に3つの質問

今シーズンのPMFオーケストラは、オーディションに合格した世界28ヵ国・地域出身の若手音楽家90人で編成しました(平均年齢23.5歳)。オーケストラの20%を占めているのは日本人のアカデミー生です。
クラシック音楽は西洋の芸術音楽。その世界でプロを目指すことを心に決めている人もいると思います。彼らにとってPMFでの濃密な修練と実践の日々は、どのようなものだったのでしょうか。

質問(共通)

① 

PMFと札幌の印象は?

② 

PMFに参加した経験は、あなたの夢を後押ししてくれそうですか?

③ 

PMFはスポンサーや賛助会員(PMFフレンズ)、個人寄付、チケットを購入してくださる多くの方のご支援があって開催できる音楽祭です。メッセージをお願いします。

城所 素雅さん(ヴァイオリン)

Soga Kidokoro

城所 素雅 さん (ヴァイオリン)

桐朋学園大学

城所 素雅さん(ヴァイオリン)

① オーケストラについて、たくさん勉強することができました。札幌は涼しく過ごしやすかったです。空き時間には電車で観光に行きました。「北海道開拓の村」がとても面白い場所でした。

城所 素雅さん(ヴァイオリン)

② 新しい夢や目標はできませんでしたが、オーケストラに慣れることができたのは貴重でした。

城所 素雅さん(ヴァイオリン)

③ PMFのようにオーケストラを経験できる場所は大変ありがたく思います。特に日本人にとっては、海外の演奏家と交流できる数少ない音楽祭なので良い経験になりました。

秋元 万由子さん(フルート)

Mayuko Akimoto

秋元 万由子 さん (フルート)

ミュンヘン音楽・演劇大学

秋元 万由子さん(フルート)

① PMFには初めての参加です。札幌は素敵な街で、練習場所でもある札幌コンサートホールKitaraの音響の素晴らしさにも驚きました。この環境で学べたのは本当に恵まれていたと思います。

秋元 万由子さん(フルート)

② ベルリン・フィルやアメリカのトップのオーケストラで活躍している首席奏者の先生たちと同じ舞台に立てたことはとても良い経験になりました。自分もプロオーケストラの団員にふさわしい音楽家になれるよう、さらに頑張りたいと思います。

秋元 万由子さん(フルート)

③ PMFに参加することは、世界中の若い音楽家にとって素晴らしいチャンスです。いつもご支援くださっている皆様に深く感謝するとともに、この歴史ある音楽祭が末長く続いていくことを願います。

古谷 挙一さん(ファゴット)

Kenichi Furuya

古谷 挙一 さん (ファゴット)

東京藝術大学

古谷 挙一さん(ファゴット)

① 日本なのに外国のような気候と自然に囲まれた街、そして、美味しい食べ物が豊富というのが札幌の印象です。このような環境でPMFのメンバーと一緒に生活しながら、約1ヵ月も音楽に没頭でき、最高のフェスティバルでした。

古谷 挙一さん(ファゴット)

② PMFは世界中から音楽家が集まるグローバルなフェスティバルです。生活様式の違い、音楽の表現方法や演奏スタイル(ファゴットはアメリカ式とヨーロッパ式で奏法やオーディションの受け方などの違いがあった)を共有できたことにより、視野がものすごく広がりました。そして、日本のみならず自分自身の音楽を世界に発信していきたい、という気持ちが強く芽生えました。

古谷 挙一さん(ファゴット)

③ PMFで演奏できたのは、皆様のご支援があったからです。本当にありがとうございます!PMFを通じて、この音楽祭がいかに素晴らしいものであるかを実感し、国内外にオーケストラの凄さを発信していかなければならないと痛感しました。演奏やSNSなど自分ができる形でPMFを応援したいと思っています。力を合わせて一緒に盛り上げていきましょう!

橋本 紗瑛さん(パーカッション)

Sae Hashimoto

橋本 紗瑛 さん (パーカッション)

ジュリアード音楽院

橋本 紗瑛さん(パーカッション)

① 札幌は来るたびに、芸術や音楽にとても前向きで積極的な街だな、と感じます。PMFは真面目で音楽への情熱に溢れた人たちによって成り立っている、とてもポジティブな組織だと思います。

橋本 紗瑛さん(パーカッション)

② 今年で3回目の参加となりましたが、毎回新しい出会いがあり、素晴らしい先生たちに学び、新たなやる気と野心に燃える充実した経験をさせてもらいました。そして、PMFに来るたびに、少しずつですが自分の成長を感じることができました。いつかPMFに先生として参加したい、というのが私の遠い未来の目標です!

橋本 紗瑛さん(パーカッション)

③ 音楽は聴いてくださるお客様なしでは成り立ちません。PMFをサポートしていただき、ありがとうございます!ステージに上がってたくさんのお客様を目にする時、私は心の中で毎回感動します。

 

早くもPMF2017のハイビジョン映像&ハイレゾ音源を公開
「PMFオン・デマンド」の配信サービスがスタート!

ハイレベルの映像&音源で公演の模様を公開する「PMFオン・デマンド」。早くもPMF2017コンサート(一部)の配信がスタートします。
コンサートは生演奏がベストですが、最新の技術は7月の感動を呼び起こし、PMF2018への期待につなげてくれることでしょう。「PMFオン・デマンド」は期間限定の無料配信サービスです。どうぞご利用ください!

配信期間

2017年9月1日(金)〜11月30日(木)

ハイレゾ音源をお聴きになるには、パソコンと専用のソフトウェア(無料)が必要です。詳しくはリンクページの【注意事項】をご確認ください。

配信音源

ハイビジョン映像

PMF GALAコンサート(第2部)
ワレリー・ゲルギエフ指揮 PMFオーケストラ演奏会
<プログラムC>

2017年7月29日(土)
札幌コンサートホールKitara

ハイレゾ音源

準・メルクル指揮 PMFオーケストラ演奏会
<プログラムA>

2017年7月15日(土)・16日(日)
札幌コンサートホールKitara

PRIMESEAT

ハイレゾ音源

PMFもいわ山コンサート

2017年7月13日(木)
もいわ山中腹エリア フォレストギャラリー

PRIMESEAT
PMFオン・デマンド
 
第六回(最終回) リレーエッセイ PMFの魅力を語る

各界で活躍する方々が“筆のバトン”をつなぎながらPMFの魅力を語る「リレーエッセイ」。早くもシリーズ最終回です。
前回、1990年からPMFオーケストラのすべての演奏を聴き続けているPMFフレンズ会員(No. 7)の横山敬さんは、「PMFの主役はアカデミー生であることを実感しました。」と綴っていました。そして、最後に「彼らのひたむきさ、情熱、喜び、それらすべてが私に毎年変わることなく音楽を聴く喜びを与えてくれるのです。」という文章でPMFオーケストラの醍醐味を表現しています。
PMF2017の惹句は“感動を、主役に。”でした。文字どおり、PMFの感動は、演奏者と聴衆が一体となって生まれるもの。これからも変わることのない、国際教育音楽祭PMFの普遍的なテーマであることを、今シーズンも多くの方と再確認できました。
さて、シーズン3を締めくくる最終回は、レナード・バーンスタインが大好きな音楽評論家、山田治生さんによる演奏会評(PMFオーケストラ川崎公演)をお届けします。“歳月が流れても、歳をとらないPMFオーケストラ”の演奏と魅力について、山田さんはどう感じているのでしょうか。

聴き手も変われば、演じ手も変わる
〜PMFオーケストラ川崎公演を聴いて〜

音楽評論家 山田 治生

大好きなバーンスタインが創設した音楽祭だから気になっていた。でも、第1回が開催された後、彼は直ぐに逝ってしまう。残されたドキュメンタリー映像を見た。まさに命懸けで若者に音楽を伝えるバーンスタインの姿に圧倒された。
私が初めてPMFを聴くために札幌を訪れたのは、1997年だった。その年に札幌コンサートホールKitaraがオープンし、PMFのメイン会場となった。マイケル・ティルソン・トーマスがPMFオーケストラを指導し、ケント・ナガノがロンドン交響楽団を振った。翌1998年のチョン・ミョンフンとPMFオケの「幻想交響曲」は最も強い印象を受けた演奏会。2003年のハイティンク指揮PMFオケのマーラー交響曲第9番にも感動した。もちろん、デュトワ、ゲルギエフ、ムーティ、ルイジらの名演も忘れ難い。
私が初めてPMFに行ってからちょうど20年が経った。今年は、ミューザ川崎シンフォニーホールでの公演(7月31日)を聴いた。20年前にPMFオケを聴いたときはほぼ同じ年代の音楽家たちの演奏に共感を寄せたものだが、今は、いつのまにか若者たちの熱演を応援している。
ゲルギエフは常に若い才能の起用に積極的だ。今年は、2001年生まれのダニエル・ロザコヴィッチを日本の聴衆に紹介した。ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を弾いたが、おそるべき若者である。艶のある美音と音楽への没入。今は、コンクールを経なくても、こういう才能が世に出てくる時代なのだと実感する。
メインは、シューベルトの交響曲第8番「ザ・グレイト」。PMFの「ザ・グレイト」といえば、10年前のムーティの勇壮な演奏を思い出すが、今年のゲルギエフの「ザ・グレイト」はかなり趣が違う。ゲルギエフは、指揮台を置かず、譜面台も使わず(つまり暗譜)、文字通りオーケストラの中に入り込んで、楽団員とともに音楽を楽しむ。力づくになったりしない。指揮者とオーケストラの一体感ゆえに生み出される自発性や即興性の素晴らしさ。10数年前、彼が初めてPMFを振りに来た頃とは随分芸風が変わったように思う。聴き手も変われば、演じ手も変わる。それだけの歳月が流れたということであろう。
来年は、バーンスタイン生誕100周年。PMFならではのスペシャルな企画を期待している。

山田 治生(やまだ はるお)

音楽評論家。1964年、京都市生まれ。1983年、慶応義塾大学経済学部卒業。1990年から音楽に関する執筆を行う。著書に「トスカニーニ 大指揮者の生涯とその時代」、訳書に「レナード・バーンスタイン ザ・ラスト・ロング・インタビュー」(ともにアルファベータ)などがある。

Twitter:@yamadaharuo1964

山田 治生(やまだ はるお)
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