PMF Founded by Leonard BernsteinPMF MUSIC PARTNER 2015年12月号 vol. 14
 

バーンスタインの継承者
PMF2016首席指揮者 ジョン・アクセルロッド

レナード・バーンスタインと同じく名門ハーバード大学の出身で、バーンスタインの薫陶を受けるとともに、芸術監督ワレリー・ゲルギエフが師事したイリヤ・ムーシンのもとで研鑽を積んだ、ジョン・アクセルロッドが首席指揮者としてPMFに初参加します。

ジョン・アクセルロッド Copyright Stefano Botessi

アクセルロッド氏はスペイン王立セヴィリア交響楽団音楽監督、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団首席指揮者をつとめる実力派。幅広いレパートリー、革新的なプログラミング、そのカリスマ性により、各国のオーケストラから常に共演を望まれている指揮者です。これまでライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団やパリ管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、シカゴ交響楽団、NHK交響楽団など150を超える世界各地のオーケストラを指揮し、たびたび再共演しています。
PMF2016会期前半のエースとして、PMFオーケストラを率いる首席指揮者アクセルロッドのマーラーとブラームスの交響曲に今から期待が高まります。

首席指揮者ジョン・アクセルロッド

食通でもあるアクセルロッド氏。イタリア以外で食べる世界のおいしいイタリアンやワイン、自身のレビューを紹介するブログ“AUTENTICO ITALIANO” も主宰しています。

AUTENTICO ITALIANO
 
PMF + Instagram

公式インスタグラム始めました。

インスタグラム(Instagram)は、写真を共有することがメインのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。PMFも今月から公式インスタグラムを始めました。音楽祭のさまざまな瞬間を切り取った、魅力あふれる写真を投稿していきますので、どうぞお楽しみに!

PMF公式インスタグラム
 

PMF公式ウェブサイトに多言語自動翻訳機能を搭載しました。
従来の日本語と英語に加え、サイト内の全ページをイタリア語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・ポルトガル語・ロシア語・韓国語・中国語(簡体及び繁体)の8ヵ国語で表示することができます。

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PMF概要パンフレットがリニューアル!

国際教育音楽祭PMFの目的や事業内容を紹介する概要パンフレットをリニューアルしました。
表紙のデザインには25回記念で誕生したレナード・バーンスタイン プレイスとPMFオーケストラを水彩画タッチでフィーチャー。バーンスタイン像を囲み、創設者を讃える4人の音楽家たちはPMFアカデミー生がモデルになっています。

PMF新概要パンフレット
PMF新概要パンフレット
 
World Voice vol.4 世界で活躍するPMF修了生から届く声

これまでPMFで学んだ若手音楽家は世界74ヵ国・地域から約3,200人。
修了生たちがPMFの「過去」「現在」「未来」について語るコーナーです。

ゲルゲリー・シュガーさん
(PMF1994、PMF1996、PMF1997)
出身国:ハンガリー
所属:ウィーン交響楽団(ホルン奏者)
http://www.wienersymphoniker.at/
クゲルゲリー・シュガー Copyright Aron Erdohati
過去 オーディションに合格し、アカデミー生として音楽祭に参加した当時のPMFの印象や心に強く残っていることは?
心に強く残る大切な思い出をひとつに絞るのはとてもむずかしいですが、いくつかの出来事はまるで今日起こったかのように鮮明に憶えています。
先ずは、初めて日本に来て成田空港に到着した時、スタッフのトム・ノヴァクさんと川本伸治さんが出迎えてくれました。そこで自分の名前を見た瞬間、本当に驚きました。「さあ、いよいよPMFが始まる。夢が叶ったぞ」という気持ちで圧倒されましたね。
もうひとつ強烈な印象として残っているのは、マエストロ・クリストフ・エッシェンバッハがドヴォルザークの管楽セレナードのリハーサルに現れた時のことです。1994年、私たちは札幌芸術の森にあるリハーサル小屋で練習をしていました。彼はスコアを開いて片手で譜面台にセットし、そして、腕を上げて指揮する前だというのに、一瞬のうちに世界が変わったのです。魔術師が子どもをプロへと変えてしまうかのように、私たちは本物になったのです。コンサートは文字通り私の世界を揺さぶるものでした。
現在 1990年の創設から四半世紀が過ぎ、今では世界中に約3,200人のPMF修了生がいます。PMFは現在のあなたの音楽人生にどのような影響を与えていますか?
いちばんは友情と世界中にいる仲間たちと出会えたことですね。そして特別なのは、行く先々でPMFの修了生を見つけ、同じ言葉を話し、一緒に成長したかのような素晴らしい同志だと感じることです。本当にそうなのです。私はフィラデルフィア管弦楽団のデニス・トライオンやサンフランシスコ交響楽団のニッキー・キャッシュと会っても、時間が経った感覚がまるでない…信じられないようなつながりです。
未来 創設者バーンスタインの思いを受け継ぎ、これからもPMFは音楽を通じて人を育て、多くの人々と音楽の感動を分かちあうことでクラシック音楽文化の発展と世界の平和に貢献したいと考えています。あなたはPMFにはどんな音楽祭であってほしいですか?
私はコンサートだけではなく、教育プロジェクトとしてのPMFのツアーをヨーロッパ、南米、アメリカで見てみたいです。例えば、世界中の若くて才能あふれる演奏家たちが現地の学校を訪問して素晴らしい音楽を一緒に演奏し、小さな子どもたちと交流し、メッセージを伝えていくという活動の影響を想像してみてください。どこの出身だとか、誰かということはまったく関係なく、このようなプロジェクトをともに実現することは可能だと思っています。
【追記】 PMF1994に参加できて幸運です。美しく、息を飲むほど素晴らしいヴァイオリニストのオルショヤ・コルチョランとPMFで出会い、7年後に結婚しました。現在、私たちはウィーンに住んでいます。妻はコンサートやレコーディングなど国際的に活動をしながら、ウィーンのパルフィ宮殿で私立の音楽院を主宰しています。また、私たち夫婦には10歳になったばかりのナタンというかわいい息子がいます。熱心に練習するチェリストでピアニストであり、はたまた将来はフェンシングのチャンピオンでしょうか。できれば、彼にはいつの日かPMFオーケストラのメンバーになってほしいものです。

ゲルゲリー・シュガー(Gergely Sugar)
ウィーン交響楽団ホルン奏者。自身が参加した1994年、96年、97年のPMFで直接指導を受けたギュンター・ヘーグナー氏の後任として、オーストリアのグラーツ国立音楽大学で教授をつとめる。また、ウィーン交響楽団協会の会長をしながら、同楽団のレコード会社とそのレーベル‘VS’のディレクターを5年間つとめた。
PMF1994、PMF1996とPMF1997ではアカデミー生としてクリストフ・エッシェンバッハやマイケル・ティルソン・トーマス、佐渡裕などのマエストロたちと演奏する素晴らしい機会に恵まれ、その経験はプロとしてのキャリアに多大な影響を与えた。
ハンガリーの首都、ブダペストで生まれ育つ。ウィーン、ブダペスト、グラーツで音楽を学んだ後、ブダペスト祝祭管弦楽団、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団のメンバーとなる。
ウィーン交響楽団のメンバーで構成する室内管弦楽団の指揮者として、ホルン奏者として、教育者として、楽都ウィーンで多忙なキャリアを日々楽しんでいる。

趣味
家族や愛する人たちと可能な限り一緒に過ごすようにしています。それ以外の時間はウィーンの街を歩くこと。歩いているうちに道に迷ってしまうのも大好きです。また、ウィーンの街にたくさんあるカフェや書店での時間を楽しんだり、市立公園でのスケート、オーストリアの美しい山々でのスキーを楽しんだりしています。

 
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