PMF Founded by Leonard BernsteinPMF MUSIC PARTNER 2015年9月号 vol. 11
 

映像と写真で振り返るPMF2015

PMFヨーロッパ(教授陣)として参加したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のサラ・ウィリスさんがホスト役をつとめる番組“Sarah’s Music”でPMF2015が紹介されました。番組はドイツの放送局Deutsche Welleが制作したもの。たくさんのお客様で賑わった大通公園コンサートの様子や練習の合間のオフショットなど会期前半のハイライトが詰まった12分間です。ぜひ、ご覧ください。

映像と写真で振り返るPMF2015
Sarah's Music
フォトギャラリー PMF2015を写真で振り返ります。
10月31日(土)まで PMFオン・デマンド コンサート映像&音源の無料配信です。
 

NHK-FM「ベスト オブ クラシック」で全国放送が決定!

NHK-FM「ベスト オブ クラシック」で全国放送が決定!

世界中の上質な演奏会をじっくり堪能するNHK-FMの本格派クラシック番組「ベスト オブ クラシック」。8月1日(土)に札幌コンサートホールKitaraで行われたPMF GALAコンサート第2部のPMFオーケストラ演奏会<プログラムC>の全国放送が決定しました。
本公演は第15回チャイコフスキー国際コンクール(ピアノ部門)で優勝したドミトリー・マスレエフの日本デビューであると同時に、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番はマスレエフ氏が初めて公の場で演奏した記念すべきプログラムです。
芸術監督ワレリー・ゲルギエフのもとで邂逅した世界の若手音楽家たちが織りなす、教育音楽祭PMFならではの瑞々しいサウンドをどうぞお楽しみに!

NHK-FM「ベスト オブ クラシック」 10月15日(木)19:30〜21:10 出演 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
/2015年チャイコフスキー国際コンクール優勝者/ゴールドメダル受賞 ドミトリー・マスレエフ(ピアノ)*/PMFアメリカ(教授陣)/世界23ヵ国・地域出身の若手音楽家78名で編成 PMFオーケストラ プログラム ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18*/ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 作品93 ※やむを得ない事情により、放送日や時間は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
番組放送のご案内
 

芸術監督ワレリー・ゲルギエフがPMFで目指すもの

今シーズンから6代目の芸術監督としてPMFオーケストラを指導したワレリー・ゲルギエフ氏。8月2日(日)に札幌市内で記者会見を開き、PMFに対する思いや今後の構想について語りました。内容をダイジェストでご紹介します。

芸術監督ワレリー・ゲルギエフ
PMFと札幌について PMFは北海道、日本というレベルを超え、アジアで大きな意義を持つ音楽祭だと思います。私はバーンスタインが創設したこの音楽祭の歴史にも敬意を持っています。開催地の札幌はいつ来ても良い印象を受ける、お気に入りの大切な場所です。そして、会場の札幌コンサートホールKitaraがとにかく素晴らしい。あの音響には自分の演奏した音が光を放つような効果がありますから、このような環境で経験を積むことはアカデミー生たちがPMFで自信をつけ、音楽家として成長する助けになるでしょう。/アカデミー生の指導で力を入れている点は? 音楽を学ぶ者にとって作曲家は偉大な師です。私は音楽家の先輩として作曲家の楽想に近づく手助けをしなければならないと思っています。今年のプログラムで言えば、楽器を弾く能力や技術よりもショスタコーヴィチの音楽が持つ内に秘めた力強さなど、アカデミー生が楽想をきちんと理解して演奏しているかどうかに力点を置いて指導しています。/今後の構想 PMFは世界でもトップクラスの音楽祭だと確信しています。これまでの歴史でPMFが培って来たいちばん良いものを守りながら発展させることが、私の役割の基本だと考えています。PMFが単なる音楽のお祭りではなく、その演奏が広い領域で聴かれ、さらに拡散して多くの人々に関心を持たれるような音楽祭にするために、どのようにしたら良いか話し合っているところです。
 
World Voice vol. 1 世界で活躍するPMF修了生から届く声

これまでPMFで学んだ若手音楽家は世界74ヵ国・地域から約3,200人。
修了生たちがPMFの「過去」「現在」「未来」について語るコーナーです。

ジェイコブ・ニスリーさん
(PMF2004、PMF2005)
出身国:アメリカ
所属:サンフランシスコ交響楽団(首席パーカッション奏者)
ジェイコブ・ニスリー
過去 オーディションに合格し、アカデミー生として音楽祭に参加した当時のPMFの印象や心に強く残っていることは?
いちばんの思い出はPMF2004でスネアドラム奏者として、ワレリー・ゲルギエフ氏とショスタコーヴィチの交響曲第11番を演奏したこと。札幌コンサートホールKitaraとサントリーホールの公演で経験したPMFオーケストラのあの一体感は今でも忘れられません。
現在 1990年の創設から四半世紀が過ぎ、今では世界中に約3,200人のPMF修了生がいます。PMFは現在のあなたの音楽人生にどのような影響を与えていますか?
PMFは自分がワールド・クラスのオーケストラで初めて演奏する機会になっただけでなく、初の海外経験でもありました。2004年と2005年の夏の音楽的な体験にとどまらず、PMFに参加したからこそ、今の自分には世界中に仲間がいます。ちょうど先週もツアーでベルリンに行った際、PMF2004以来ずっと会っていなかった同窓にばったり遭遇しました。
未来 創設者バーンスタインの思いを受け継ぎ、これからもPMFは音楽を通じて人を育て、多くの人々と音楽の感動を分かちあうことでクラシック音楽文化の発展と世界の平和に貢献したいと考えています。あなたはPMFにはどんな音楽祭であってほしいですか?
国籍や背景が違っても、一緒にいる時間が限られていても、音楽という同じ目標があればひとつになれるのだと、世界中の若い音楽家たちに勇気と自信を与えながら、PMFにはこれからも芸術的な高みを目指す音楽祭であってほしい。音楽は言葉の壁を越える強力な手段ですから。

ジェイコブ・ニスリー(Jacob Nissly)
クリーヴランド管弦楽団とデトロイト交響楽団の首席打楽器奏者を経て、現在はサンフランシスコ交響楽団の首席打楽器奏者。これまでにシカゴ交響楽団やメトロポリタン歌劇場管弦楽団、ヒューストン交響楽団の演奏会に出演。2011年からはイーストマン音楽院で打楽器の准教授として教壇にも立つ。
また、ジュリアード音楽院やミシガン大学、インディアナ大学、ノースウェスタン大学、クリーヴランド音楽院、そしてスイスのヴェルビエ音楽祭のミュージック・キャンプでもクラスを担当している。PMFには2004年と2005年にアカデミー生として参加。

趣味 マラソン、読書、美しい海辺の景色を楽しむこと。

 
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