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マエストロ・ゲルギエフ in PMF PMFとゲルギエフのこれまでのあゆみをご紹介します。

【PMF2004】PMF初登場

「PMFについてはバーンスタインから話を聞いている。とてもすばらしいアイデア。非常に興味がある」と語ったゲルギエフ。リハーサルでは、作品に込められたロシアの歴史や作曲家への思いに言及し、その熱のこもった指導により、アカデミー生の音はどんどん豊かなものに変わっていきました。7月30日、札幌コンサートホールKitara。PMF初登場のゲルギエフを待ち望んでいた満員の客席からは、緊張感に満ちた力演に、惜しみない拍手が送られました。
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さらに、東京での最終公演を終えた後、ゲルギエフはアカデミー生に向けて「私は、この若いオーケストラを誇りに思います。すべての人たちを代表してありがとう」と語り、「PMFオーケストラには優れた才能、力強さがあり、毎回信じがたいほどすばらしい演奏をしたと、永遠に語り継がれるでしょう」と、アカデミー生を称えました。

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ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ニコライ・ズナイダー(ヴァイオリン)*
PMFオーケストラ
<曲目>
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35*
ショスタコーヴィチ:交響曲 第11番 ト短調 作品103「1905年」
<会場>
札幌コンサートホールKitara (7月30日)
札幌芸術の森・野外ステージ(8月1日)
ザ・シンフォニーホール(大阪・8月3日)
サントリーホール(東京・8月4日)

【PMF2006】二度目の共演

参加に先立ち「私のすべてを伝えたい」と語ったゲルギエフ。この年はモーツァルト生誕250年にあたり、PMFでも多くのモーツァルト作品を取り上げましたが、ゲルギエフのプログラムでは、PMF修了生でPMF教授陣の一人でもあるダニエル・マツカワ(フィラデルフィア管弦楽団首席奏者)をソリストに、モーツァルトの「ファゴット協奏曲」をPMFオーケストラと共演、好評を博しました。また、自ら得意とするストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」やチャイコフスキーの「交響曲 第5番」は、「エネルギーあふれるリハーサルが進むにつれ、オーケストラの音がより躍動的に変化した」とアカデミー生も驚いた様子。ツアーを含め滞在期間中5回の演奏会はいずれも満席となり、巨匠マエストロとPMFオーケストラの演奏は各地で注目を集めました。
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<出演>
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ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ダニエル・マツカワ(ファゴット)*
PMFアメリカ
PMFオーケストラ
<曲目>
モーツァルト:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191(186e)*
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ(1947年版)
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64
<会場>
札幌コンサートホールKitara(7月29日)
札幌芸術の森・野外ステージ(7月30日)
ザ・シンフォニーホール(大阪・7月31日)
愛知県芸術劇場コンサートホール(名古屋・8月2日)
サントリーホール(東京・8月3日)

【PMF2015】第6代芸術監督に就任

創設から四半世紀を越え26回目の開催を迎えたこの年、ゲルギエフは第6代のPMF芸術監督に就任しました。就任会見では「若手音楽家たちが作曲家を理解するためのヒントを与え、才能を開花させることが最も重要な役割」「参加者たちの相互理解が進み、国際社会が音楽を通してより良くなっていくと信じている。だからこそ芸術監督になることに決めたのだ。」と意気込みを語りました。札幌、横浜、東京で開催した計4公演のプログラムでは、最も得意とするレパートリーの一つであるショスタコーヴィチの「交響曲 第10番」をメインに取り上げたほか、「2015年チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門の優勝者、ドミトリー・マスレエフがラフマニノフの「ピアノ協奏曲 第2番」でPMFオーケストラと共演し、日本デビューを飾りました。札幌コンサートホールKitaraで行われた演奏会の模様はPMF2015終了後にインターネットで配信し、全世界から多くの反響を呼びました。
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<出演>
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ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ドミトリー・マスレエフ(ピアノ)*
PMFアメリカ**
PMFオーケストラ
<曲目>
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18*
ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 作品93**
<会場>
札幌コンサートホールKitara(8月1日)
札幌芸術の森・野外ステージ(8月2日)
横浜みなとみらいホール(8月3日)
サントリーホール(東京・8月4日)

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