モスクワで生まれ、グネーシン音楽院、ボストン大学で学ぶ。同世代の中でも優れた木管楽器奏者のひとりとして、オーケストラ、ソロ、教育、室内楽の様々な面で活躍。2005年にダニエル・バレンボイムから任命され、シカゴ交響楽団の首席オーボエ奏者をつとめている。この20年で、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ボストン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニックをはじめ、数々のオーケストラに客演。サンクトペテルブルク(1991年)、モスクワ(90年)、ニューヨーク(95年)のソロ・コンクールや、フェルナンド・ジレット国際ソロ・オーボエ・コンクールでの優勝(01年)など受賞歴も多い。デュポール大学やルーズベルト大学で教鞭をとるほか、アスペン音楽祭、ドメイン・フォゲット音楽祭、オバーリン音楽院、ジュリアード音楽院、ボストン大学、マンハッタン音楽院、タングルウッド・ミュージック・センターなどで定期的にマスタークラスを行う。03年、ジェイムズ・レヴァインの招きでヴェルビエ音楽祭の木管楽器教授をつとめた。PMFへは05年以降11回目の参加。

このアーティストの出演公演