「厳格で、情熱的」(ニューヨーク・タイムズ紙)であると支持され、オスモ・ヴァンスカは、クラシックのスタンダード、現代音楽、そして北欧のレパートリーの説得力ある解釈が評価を得ている。2003年からミネソタ管弦楽団の音楽監督をつとめ、客演指揮者としても国際的に活躍し、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団を含む世界一流の多くのオーケストラに出演し、高く評価されている。また、ニューヨークの モーストリー・モーツァルト・フェスティバルやBBCプロムスにも定期的に出演している。

2013-14年シーズンにはサンフランシスコ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団、 ニューワールド・シンフォニー、ウィーン交響楽団、バンベルク交響楽団、ガリシア交響楽団、ラハティ交響楽団、シンガポール交響楽団と共演する。

BISレコードで録音したラハティ交響楽団との画期的なシベリウス・シリーズは、グラモフォン誌で「過去30年で最高の結果」と称され高く評価された。

2012年に、ミネソタ管弦楽団と録音したシベリウスの交響曲2番と5番がリリースされ、グラミー賞にノミネートされ、2013年春には、交響曲1番と4番のCDがリリースされた。また、2014年には、ミネソタ管弦楽団とエフゲニー・スドビンのピアノで、2回目の全曲録音となるベートーヴェンのピアノ協奏曲のCDをリリースする予定である。

これまでにラハティ交響楽団音楽監督、BBCスコティッシュ交響楽団首席指揮者、アイスランド交響楽団首席指揮者をつとめる。フィンランドのシベリウス音楽院で指揮を学び、1982年、ブザンソン国際指揮者コンクールで1位を受賞。プロの音楽家としての経歴はクラリネット奏者から始まり、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団副首席奏者、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者をつとめ、近年はカレヴィ・アホの室内楽作品の録音を含め、再びクラリネット奏者としても活動している。

これまでにロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ賞、2005年ミュージカル・アメリカのコンダクター・オブ・ザ・イヤー、フィンランディア財団から芸術文化賞が贈られている。また、グラスゴー大学とミネソタ大学から名誉博士号を、コロンビア大学からは、アメリカ音楽に対する貢献により2010ディッスン賞を授与されている。2003年には、シベリウス全作品集を録音する広範なBISのプロジェクトがドイツ・レコード批評家賞を受賞した。

PMFには初めての参加。

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