ちょっと裏探検しましょう
これ、なんだと思いますか?
床に貼ってある3本のテープなんですが、実はステージの下手(客席から見ると左)にあるドアのところに貼ってあります。土曜日のコンサートでマーラーの交響曲「復活」をお聴きになった方はおわかりでしょうが、第5楽章にはバンダと呼ばれるバックステージで演奏するグループがいて、この扉の開き具合により音量を調整しているのです。大きく開いたときには客席へ大きな音が流れ込み、ちょっとだけ開くとこもったような音になるというしくみ。このドアの開閉、本番では専門のスタッフ(ホテルのドアボーイみたい!)がいて、楽譜のここは「ちょっとだけ開き」にして、別のところは赤いテープのところまで開いてというふうに気を遣いながら作業をしているのです。
金曜日のリハーサルでは、指揮者のエッシェンバッハさんがこのドアの開き具合にこだわりをみせ、演奏ではなくてドアのリハーサルをしていました。7月10日にこのブログへ投稿されているリハーサル風景で、エッシェンバッハさんが横の方へなにか話しかけていますけれど、これは第1ヴァイオリンにではなく、ドアに注意を与えているところなのです。よく見ると、オーケストラのメンバーはみんな笑っています。
ちなみにバンダを指揮したのは、4日の開会式や8日の木管アンサンブルコンサートも指揮した川瀬賢太郎さんでした。これは舞台裏の指揮者用ポケットスコア。バンダの演奏するページには、色違いの付せんが付けてあるようです。
こちらの作業は、街の主婦の有志による回覧板の作成……ではなくて、コンサート会場の入り口でお客様に配布されるプログラムや演奏会チラシのまとめ作業。業界では「はさみこみ」と呼ばれていますが、リハーサルの間に各公演の主催者の皆さんがロビーの一角で、てきぱきと作業をされているのです。
PMFは、こうしたみなさんのお手伝いとご理解なくしては運営できません。
pmf staff | 2009年07月12日 01:27

